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Case Study
事例紹介

NECネッツエスアイ株式会社様:スタッフ部門様における組織変革プロジェクトのご支援

今回はコロニーにて、「スタッフ部門様における組織変革プロジェクト」のご支援をさせていただいたNECネッツエスアイ株式会社様にお話しを伺いました。

本プロジェクトは2021年8月より7か月間に渡り、NECネッツエスアイ株式会社のスタッフイノベーション推進本部のご担当者様と共に、当社のコンサルタントがハンズオン型でプロジェクトをご支援いたしました。

スタッフ部門様における組織変革「2030年のなりたい姿」の策定に向けて、スタッフ部門社員様によるワークショップでのファシリテーションを始め、組織変革事例・ノウハウの共有、実行計画・役員会用報告書作成、スタッフ中計策定等のご支援を推進しました。

この記事では、「スタッフ部門様における組織変革プロジェクト」に関して、プロジェクト推進のご状況やコロニーの支援に対するご感想、今後のビジョンをインタビューさせていただきました。

(左)NECネッツエスアイ株式会社株式会社 スタッフイノベーション推進本部 イノベーション推進グループマネージャー 手塚 武士様

(右)NECネッツエスアイ株式会社 DXソリューション事業本部エンタープライズソリューション事業部第五ソリューション部  兼 スタッフイノベーション推進本部イノベーション推進グループ 渡辺 太陽様

(中央)コロニー株式会社 担当パートナー マネージャー 中野在人

【組織変革プロジェクトのご進捗について

前年度の活動含め、組織変革プロジェクト推進のご状況はいかがでしょうか?

今回のプロジェクトは、これまで社内で立ち上がってきた変革プロジェクトと違い、継続性が感じられます。その理由として、プロジェクトの全参加メンバーが、上層部からの「やらされ感」ではなく、自発的に変革に取り組む「ワクワク感」を持ち、実行フェーズまで辿り着けたことが挙げられると感じています。このプロジェクト全体を通じて、ボトムアップで、様々なテーマを軸に、自由闊達な議論ができる文化が醸成できたのではないかと考えています。特に、「ワクワク感」が醸成された要因については、会社の「現状の姿」と「なりたい姿」に非常に大きなギャップが存在し、それを乗り越えるために、全参加メンバーが一丸となり、共に話し合えたことが挙げられます。

今後の実行フェーズで、更に多くの社員を変革に巻き込んでいくにあたって、どのような課題があると思われますか?

「ワクワク感」と「変革に向ける熱量」を共有する社員の輪をどのように拡げていき、その上で継続していけるのか、ということだと思います。輪を拡げていくということは、単純なようで難しい課題だという認識です。実行フェーズにあたって、スタッフ部門全員に、このプロジェクトのことを周知できたとしても、「このプロジェクトにどのように関わるか」は社員個々人の問題となってくると想定しています。この課題は、プロジェクトの成功には欠かせないと考えていますので、今後、議論を深めていきたいと考えています。

【コロニーの支援内容について】

スタッフ部門様の「なりたい姿」作りの全体計画からコンセプト設計、実行計画、スタッフ中計策定までご支援をさせていただきましたが、コロニーの支援は如何でございましたでしょうか?

本プロジェクトでの「なりたい姿」の策定手法は、大変価値があったと高く評価しています。プロジェクト内で、全参加メンバーが楽しみながら率先して活動し、私たちイノベーション推進グループ(以下、イノ推)のメンバーも、考え方や思考の整理を含め、コンサルタントの如く仕事ができたと思います。コロニーに支援を依頼する前は、社内のリソースだけで対応しようとしていましたが、社内で行った場合、やはり話が発散してまとまらず、客観的な視点で未来の姿が描けないという状態でした。

プロジェクト計画前、スタッフ部門様の中に漂う「やらされ感」を払拭したいというお話もございましたね。

そうですね、会社の中に漂っていた「やらされ感」を、まずは、私たちイノ推の中だけでも払拭できたと思います。これまでの改革では、「スタッフ部門を変えなければいけない」という強い意識があり、どうしてもやらされているという感じがありましたが、本プロジェクトでは、参加メンバー全員を巻き込み、目線を合わせ、更に未来志向で思いを共有しあえたので、「やらされ感」というものを払拭できたのだと思います。

「なりたい姿」を策定するワークショップは、実際にどのように役に立ちましたか?

まずは、全てのステークホルダーに対して、私たちが推進したい2030年の「なりたい姿」の大きな絵が描けたと感じています。加えて、私たちイノ推メンバーが、他のスタッフ部門社員に対して、様々な課題・テーマについて検討フレームワークを用いて整理し、方針を一緒になって考えていくという「コンサルティング」をすることができ、当初予定していた「なりたい姿」の策定という成果だけではなく、イノ推メンバーのスキルアップという+αがあったことが非常に嬉しく感じました。

【今後について】

「なりたい姿」プロジェクトの今後のビジョンは、どのようにお考えですか?

これから本格的に、「なりたい姿」の各テーマでの実行計画作りに入っていきますが、このプロジェクトで実践してきた「自分たちは変革している」ということが、スタッフ部門の一つの文化として根付いていってほしいと思います。今まさに、私たちイノ推が手掛けている「なりたい姿」が種となり、全社的な業務の効率化やワークライフバランスを重視する時代に合った働き方をスタッフ部門から発信し、将来の当社の更なる成長の原動力となりたいと感じています。

【NECネッツエスアイ株式会社】

事業内容:ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供、および日本全国にわたるサポートサービス拠点による24時間365日対応の保守・運用、監視サービスならびにアウトソーシングサービスの提供

URL:https://www.nesic.co.jp/