【まずは一読!】フリーコンサル案件マッチングエージェントの選び方・コツ

近年、コンサル市場が拡大しています。実務経験や専門知識を武器に、フリーコンサルタントに転身したい人も多いのではないでしょうか。ただし、フリーコンサルタント業界にはライバルがひしめいています。フリーコンサルタントとして活動し続けるためには、案件獲得からクライアントとの付き合いまで、広範囲をカバーしなければなりません。

この記事では、フリーコンサルタントに必要なことや、案件獲得のためにどのようなマッチングエージェントに登録すればよいかなどを解説します。マッチングエージェントは、それぞれ強みや特徴が異なります。自分に合ったマッチングエージェントを選び、フリーコンサルトとして活躍しましょう。

フリーコンサルタントの需要は拡大中、しかし実際に活躍するのは困難

コンサルティング市場は拡大傾向にあり、コンサルタントのニーズは年々高まっているといえます。「業界動向Search.com」によると、2014~2020年にかけてコンサルティング業界規模は年々増加しています。

しかし一方でフリーコンサルに登録すれば必ず活躍できるというわけでもありません。

イントループによれば、自社サービスに登録したフリーコンサルタント全体のうち、月間稼働人数は約3.6%に留まるといいます(イントループ有価証券報告書2022年6月より)。

すなわち、フリーコンサルタントとして案件を獲得し、収入を得るためには他のフリーコンサルタントと差別化を図り、企業に対し圧倒的なバリューを出し続ける必要性があります。また、案件数・サービス範囲等適切なマッチング・エージェントを選ぶことも極めて大切です。

この記事でフリーコンサルタントとして活躍する上で重要なポイントを押さえましょう。

フリーコンサルタントに必要なスキル・要素とは?

リーコンサルタントには、実務経験と実績が求められます。ただし、コンサルタントとして働いた経験がなくても、前職の経験を利用できる分野を選べばフリーコンサルタントになれる可能性があります。以下では、フリーコンサルタントに必要なスキル・要素を解説します。

実務経験と実績がある

クライアントは、実務経験と実績があるコンサルタントを求めています。クライアントが解決したい課題は、社内の専門家でも解決できない難しいものです。そのため、さまざまな会社に向きあってきた経験豊富なコンサルタントに依頼し、新しい切り口での課題解決を期待します。実際に、実務経験が浅い人や未経験からフリーコンサルタントになった人は、案件獲得に苦戦を強いられるケースもあるようです。

コンサルティングファームで働いていれば、さまざまな案件に関われます。経験と実績を十分に蓄えてから、フリーランスに転身しましょう。アナリスト・コンサルタントから昇進するにつれ、ポジションごとに求められるふるまいを学べます。フリーコンサルタントになると、ポジションに関係なくすべての業務をこなさねばなりません。クライアントに対するヒアリング、業務分析や提案資料の作成、プロジェクト管理のスキルなど、会社勤めをしている間にたくさんの経験を積みましょう。

また、会社員の間に実績を公開可能な案件に巡り会えたら、ポートフォリオに掲載する候補にすることをおすすめします。

専門知識がある

上述したように、フリーコンサルタントになるなら経験と実績は非常に重要です。ただし、近年は、事業会社勤めからフリーコンサルタントに転身する人も少なくありません。コンサル市場が拡大するにつれ、これまで注目されてこなかった分野のコンサルタントが求められています。前職の内容しだいでは、専門知識を武器にフリーコンサルタントとして活躍できます

例えば、コンサルタント未経験でも可能な分野の一つが、戦略・経営コンサルタントです。前職で企画や経理、財務の経験があれば経験を活かせます。人事コンサルタントやキャリアコンサルタントには、人事部門の出身者が向いています。また、ITコンサルタントに転向した人の一部は、ITに詳しいエンジニアなど技術畑の出身です。現場で働いた経験があれば、より現実的な提案ができると考えられます。クライアントからの信頼を得て、再び依頼してもらえるよう務めましょう。

専門知識を証明するためには、資格取得もおすすめです。例えば、ITコンサルタントならSAP認定資格、ITコーディネータなどが挙げられます。加えて、専門知識を存分にアピールするために、コンサルタントの必須スキルであるコミュニケーションスキル・ロジカルシンキングなども磨きましょう。

営業力がある

フリーコンサルタントは、自分で営業して案件を獲得していかなければいけません。案件の獲得は収入に直結するため、フリーランスにとって営業力は必須スキルといえるでしょう。また、フリーランスが収入を安定させるためには、継続案件の獲得が特に重要です。継続案件が中心なら、案件探しや営業に要する時間が少なくなり、自由に使える時間が増えます。その結果、仕事に集中できるためクオリティが上がり、クライアントの満足度も向上するでしょう。

営業力を高めるためには、経験と実績、専門性をわかりやすくポートフォリオにまとめてクライアントにアピールしましょう。また、新規クライアントだけでなく、過去のクライアントにも目を向けてみてください。一度でも関わりがあれば、心理的にも営業のハードルが下がります。アフターフォローを兼ねて連絡を取り、新たな課題がないか尋ねてみましょう。年賀状や暑中見舞いなどを活用して、過去のクライアントに連絡を取っているフリーコンサルタントもいます。

営業活動に自信がない人は、後述するフリーコンサルタント案件マッチングエージェントへの登録も検討しましょう。

フリーコンサルタントになるメリット・デメリット

以下では、フリーコンサルタントになるメリットとデメリットを解説します。

フリーコンサルタントになるメリット

フリーコンサルタントになるメリットは、以下の3つです。

・働く場所や稼働時間が自由になる

・高収入を得られる

・好きな仕事を選べる

リモートでコンサル可能な案件を選べば、働く場所を自由に選べます。納期を守れば就業時間も自由になるため、プライベートの自由度も高まります。例えば、子どもの送迎にも臨機応変に対応できますし、平日に役所に行ったり、病院に行ったりすることも可能です。

クライアントの都合にもよりますが、仕事に支障がない範囲で休みたいだけ休暇を取る、収入アップを目指して存分に働くなど、自分の希望する働き方を実現できます。

高収入を得られる点もフリーコンサルタントの強みです。コンサルティングファームに在籍していると、コンサルティングファームの取り分が差し引かれますが、フリーコンサルタントは全額が自分の報酬になります。顧問契約を結び、継続的に高収入を得ているフリーコンサルタントもいます。また、収入を管理するにあたり、税金・年金・資産運用の知識も身に付けられるでしょう。

さらに、キャリアに統一感を持たせたい、新しい仕事の分野を開拓したい、高収入を得たいなど、フリーコンサルタントは希望に応じて仕事を選べます。えり好みしすぎは良くありませんが、気乗りしない仕事は、無理をして続けなくても構いません。

フリーコンサルタントになるデメリット

フリーコンサルタントになるデメリットは、以下の3つです。

・自己管理が難しい

・各種手続きを自分で行わなければならない

・社会的信頼度が低い

フリーコンサルタントは、健康管理やスケジュール管理が必須です。体調不良などで働けなくなると、収入が途絶えてしまいます。また、案件を獲得しすぎると、クオリティが低くなる、納品できなくなるなどの事態に陥り、クライアントを失う恐れがあります。さらに、こうした良くない噂が広まると、フリーランスとしての活動自体が難しくなってしまうかもしれません。

フリーコンサルタントは、会社に働き方を調整してもらえません。自己管理力を磨き、無理のないように案件を調整しましょう。

フリーコンサルタントは確定申告などを自分で行わなければならず、契約書・請求書などの書類も自分で作成します。本業の合間を縫っての事務作業は大変です。手続きにミスがあれば再提出になったり、ペナルティを受けたりする場合もあります。わからなければ勉強し、必要に応じて税理士などプロに依頼して解決しましょう。

社会的信用が低い点も、フリーコンサルタントのデメリットといえます。フリーコンサルタントは、ローンやクレジットカード、賃貸契約の審査に通りにくい可能性があります。予定があれば、独立前に済ませておきましょう。

フリーコンサルタントのなり方3選

まずは案件を獲得できないと、フリーコンサルタントにはなれません。以下では、フリーコンサルタントのなり方を3つ紹介します。

【おすすめ】フリーコンサルタント案件マッチングエージェントに登録する

営業活動に不安がある人は、まず、フリーコンサルタント案件マッチングエージェントに登録しましょう。フリーコンサルタント案件マッチングエージェントとは、コンサル案件を専門に扱うエージェントです。

エージェントに登録すると、案件探しの工数が削減されます。エージェントには割の良い案件も含め、多くの案件が掲載されており、スキルや条件を絞って、応募できる案件をスピーディーに見つけられます。また、エージェントの担当が、経験やスキルを基に案件を紹介してくれたり、エージェントにサポートしてもらうことで、継続案件も得やすくなったりします。

人脈に頼らず案件を獲得できる点も、フリーコンサルタント案件マッチングエージェントの強みです。知人・友人や前職の関係者とは仕事の話をしたくない、前職の人脈では案件獲得が見込めない、という人はエージェントを積極的に活用しましょう。また、人脈があっても、個人では契約を結べないような大手企業もあるかもしれません。そのような場合もエージェントを介すことで大企業とも契約を結びやすくなり、仕事の幅を広げられます。

稼働中もサポートしてくれるエージェントを選ぶと、クライアントとトラブルが起きたときも相談に乗ってもらえて安心です。エージェントのサポート範囲については、のちほど詳しく解説します。

知人・友人から案件を獲得する

コンサルティングファーム出身など、前職の人脈から仕事を獲得できる人も多いと考えられます。独立後も親しい関係であれば、前職の上司や同僚に仕事をもらえないか打診してみましょう。上司や同僚は自分のスキルや性格を把握しているため、レベルに合う案件を紹介してもらえるかもしれません。また、案件についてわからない点があれば、上司や同僚に相談すると解決できる可能性があります。

前職で付き合いがあったクライアントと契約をする際は、「競業避止義務」に注意しましょう。就業規則で競業避止義務を定めている場合は、クライアントの引き抜きとして訴えられたり、賠償請求されたりするリスクがあるためです。トラブルが起きると、業務に割く時間が減ってしまいますし、クライアントにも迷惑をかけます。人脈の活用に不安がある場合は、上述したフリーコンサルタント案件マッチングエージェントを介し、安心して案件を獲得しましょう。

日頃から案件を探していると周囲にアピールしておくと、思わぬところから案件を得られる可能性もあります。前職以外で人脈を構築するなら、以下の方法を試してみましょう。

・交流会や勉強会などに参加する

・SNSのコミュニティを利用する

・知人・友人に相談する

HP・SNS等で営業活動を行う

自分のHPや、Twitter・InstagramなどのSNSで営業する人もいます。多くの人がオンラインで情報収集しているため、活動がクライアントの目にとまる可能性は十分にあるといえるでしょう。HPやSNSは無料で始められるため、取り組みやすい点も魅力です。

HPを作成すると、信頼性を高められます。コンサルタントに関連するコンテンツを継続的に投稿し、経歴や実績、専門性のわかるポートフォリオも掲載しましょう。SNSは、目立つ実績がなくてもインパクトある投稿で注目される場合があります。拡散機能があり、同業者と繋がりやすい点もSNSの強みです。このように、HPとSNSにはそれぞれ強みがあります。HPとSNSを連携させ、営業効果を高めましょう。

一方、HP・SNS等は、成果が出るまで必要な工数・費用が未知数です。営業効果を高めるにあたり、SEOや広告などの対応も求められます。また、ビジネス的な雰囲気を出し過ぎると相手に敬遠されがちな点も、HPとSNSの難しいところです。コンサルタントとして経験・実績だけでなく、人となりが伝わる内容を発信してクライアントにアピールしましょう。

フリーコンサル案件マッチングエージェントを選ぶポイント・コツ

フリーコンサル案件マッチングエージェントは、フリーコンサルトの強い味方です。フリーコンサル案件マッチングエージェントを選ぶポイント・コツを紹介します。

得意な案件ジャンルが何か

それぞれのエージェントは、得意な案件のジャンルが異なります。自分が受けたい分野が得意なエージェントに登録すると、多くの仕事が見つかります。エージェントのスタッフにもその分野の出身者が多く、特有の事情を考慮して相談に乗ってもらえ、意思疎通も容易です。

例えば、戦略系が得意なエージェントなら、ブランディングやマーケティング戦略、広報戦略などの案件が豊富です。経営者寄りの視点でコンサルタントをしたい人には、戦略系のエージェントがおすすめです。業務系なら、コスト削減・業務改善など、現場寄りの課題に向き合いたい人に向いています。IT系は、最新のITツールに関する知識を基に、クライアントの抱える課題を解決する仕事です。IT系の案件として、基幹システムの導入や、その他システムの導入、セキュリティ管理などが挙げられます。

また、数々の分野の案件を取り扱う総合型のエージェントも検討しましょう。フリーコンサルタントには、特定の分野に特化したエージェントと、総合型のエージェントの両方に登録している人もいます。

案件単価はどれくらいか

相場に見合った案件を受けられるかどうかも、エージェントを比較するポイントです。フリーコンサルタントの案件の相場は、月額100~150万円です。独立後に上手く軌道に乗れると、会社員よりも多くの収入を得られます。また、実務経験が増えるにつれ単価は上がっていき、月収が200万円を超えるフリーコンサルタントも少なくありません。

専門分野でも単価は変わります。ハイレベルなスキルと知識が求められるコンサルタントほど単価や月収が高額です。例えば、戦略系のコンサルタントなら200万円近くの月収が見込めます。

高単価な案件を獲得したいなら、直請け案件を取り扱っているエージェントに登録しましょう。直請け案件とは、クライアントから直接発注される案件です。間に業者を挟まないため、フリーコンサルタントはマージンを取られずに報酬を受け取れます。

稼働の柔軟性

前職よりも仕事に柔軟性を持たせたい人は、リモート案件の数や、週1日・週3日から働ける案件の数などを見てエージェントを選びましょう。副業や掛け持ち案件を探している人も、稼働条件に注目するとぴったりのエージェントを選べます。

1回または1時間あたりの単価が決まっている「スポット案件」を多く取り扱っているエージェントも狙い目です。スポット案件では、短時間のインタビューや打ち合わせでコンサルタントに従事します。スポット案件は多くの分野で普及しつつあり、土日、夕方のみなど少ない時間で効率よく稼ぎたい人におすすめです。

柔軟に働けないと、プライベートにしわ寄せが発生したり、モチベーションが低下したりする恐れがあります。コンサルタントは実労働を求められるわけではないため、働きやすい案件は比較的多めです。ただし、請け負った案件の難易度や稼働率しだいでは、柔軟に働けません。取り扱う案件の傾向を比較してエージェントを選び、余裕を持って働きましょう。

エージェントのサポート範囲はどれくらいか

未経験からフリーコンサルタントになる場合は、サポート範囲が広いエージェントがおすすめです。サポートには、「コンサルタントとしての教育サービス」「継続的な案件紹介」「転職支援」などが挙げられます。

コンサルティングの基本や進め方をレクチャーしてくれるエージェントなら、未経験からでも仕事を始められます。経験不足でクライアントとトラブルが起きても、サポートしてもらえれば安心です。また、万が一フリーコンサルタントを辞めたいと考えたときに、転職支援を受けられるエージェントもあります。サポートが充実したエージェントに登録し、安心してフリーコンサルタントに挑戦しましょう。

ほかにも、自分でどの程度営業しないといけないか、マッチングにあたって面談はあるか、なども確認してエージェントを比較しましょう。

まとめ

フリーコンサルタントは自由度が高い反面、案件獲得に悩む場合があります。実務経験や実績・専門知識が豊富でも、営業力が振るわなければフリーコンサルタントとしての活動は難航するでしょう。安定して案件を獲得するためにも、まずはフリーコンサルタント案件マッチングエージェントに登録しましょう。

Expertyは、月200万円クラスの高額案件を多数取り扱うフリーコンサルタント案件マッチングエージェントです。案件の大部分は、大手・上場企業の課題解決を推進するコロニーの直請け案件で、月200万円クラスの高額案件も多数ご紹介できます。

Expertyが取り扱う案件は、新規事業案件をはじめ、業務改善・IT/PMO・人事・マーケティング・エンジニア・デザインなど多岐にわたります。また、スポット案件、週1日・週3日・フル稼働など、稼働条件もさまざまです。

Expertyは継続率とサポート体制にも自信があり、登録者様の90%が継続して案件を獲得されています。コンサルタント未経験でも手厚くサポートいたしますので、ぜひ、Expertyへの登録をご検討ください。

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記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。