中小企業向けコンサルタントとは?仕事内容や年収・代表ファーム8社の特徴を紹介

中小企業向けコンサルタントとは?仕事内容や年収・代表ファーム8社の特徴を紹介

コンサルティング業界の市場規模は年々拡大しており、複雑化する経営問題に対応するため、より高い専門性が求められるようになりました。

一般的に10〜15程度の業界ごとにジャンル分けされており、中小企業向けのコンサルティングは、今後さらに需要が伸びていくと予想されます。

そこで本記事では、中小企業向けのコンサルティング業界について、仕事内容や年収・代表的な8つのコンサルティングファームについて紹介します。  

中小企業向けコンサルティング業界に興味がある方や、大企業向けコンサルティングとの違いを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。  

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中小企業向けコンサルタントとは?

中小企業向けコンサルタントとは?

本章では、中小企業向けコンサルタントについて、以下2項目を解説します。  

  • 中小企業向けコンサルタントの仕事内容
  • 中小企業向けコンサルタントの年収

コンサルティングは、経営課題の解決をサポートする仕事ですが、クライアントの業界ごとに、業務内容や求められるスキルが異なります。  

中小企業向けコンサルティングに興味のある方や、転職を考えている方は参考にしてみてください。  

中小企業向けコンサルタントの仕事内容

中小企業向けのコンサルタントの仕事内容は、大きく分けて7つです。  

  1. 商品戦略

品質の良い製品や商品を製造しても、売れ行きに伸び悩んでいる中小企業は多く存在します。  

そのためコンサルタントは、ターゲット層の選定・ブランディング・販路拡大の決定をサポートし、時には製造管理や在庫管理などにも携わります。  

  1. マーケティング・営業戦略

効果的な広告の打ち出し、WEBマーケティングなどのサポートを行います。  

WEBマーケティングに対応しきれない中小企業に対して、改善策・方法の最適解を見つけるスキルが求められます。

  1. 組織戦略

人手不足に悩んでいる中小企業が多く、働き方・業務改善を図るためにコンサルタントが介入します。

また、これまでの企業風土を改革するために、コンサルタントがサポートに入るケースもあるため、高いコミュニケーションスキルは必須と言えるでしょう。

  1. 経営戦略・事業再生

新型コロナウイルスの影響で、売り上げが低迷した中小企業は多く、今後の会社経営の方針に悩んでいる経営者は多いです。

そこでコンサルタントが、経営戦略の策定・クライアントのリブランディング・資金調達のサポートを行います。  

  1. 事業継承のサポート

「次の世代により良い形で会社を引き継がせたい」と考える経営者はたくさんいます。

しかし、どのように事業を引き継げば良いのか分からなかったり、後継者が見つからずM&Aを検討していたりする経営者は多いです。

そこでコンサルタントが専門的な知識を元に、事業継承全般に関するサポートを行います。  

  1. 海外進出のサポート

さらなる販路拡大・売上アップを目指して、海外進出に乗り出す中小企業のトータルサポートを行います。

現地の商習慣やマーケットの調査・分析・法的書類の制作・戦略の立案など、幅広い業務を担当します。  

  1. DX推進のサポート

IT化に伴い、社内データや情報を一括管理するシステムの導入・社内の人材がデジタル技術に対応できるスキルを身につけるためのサポートなどを行います。

紙ベースの業務を続けている中小企業は多いため、業務効率改善を目指したコンサルティングが求められる場合が多いです。

中小企業向けコンサルタントの年収

中小企業向けコンサルタントの年収は、一般的に500〜1,000万円が目安とされています。   所属ファームや役職、実績によって給与額は大きく異なります。  

中小企業向けフリーコンサルタントは収入アップしやすい

フリーコンサルタントの年収目安は、ファーム所属のコンサルタントの1.2〜2倍とされています。

ファーム所属の場合、契約金額から一定金額が差し引かれた残高がコンサルタントの手取りです。

しかしフリーコンサルタントだと、契約金の全額が振り込まれるため、高年収が狙える可能性があります。

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中小企業向けコンサルティングと大企業向けコンサルティングの違い

中小企業向けコンサルティングと大企業向けコンサルティングの違い

本章では中小企業向けコンサルティングと、大企業向けコンサルティングの違いを、以下2つの項目に分けて解説します。  

  • コンサルティング形態が違う
  • 求められるものが違う

  コンサルティング業界への転職を考えている方や、自分に適したコンサルティング業界を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。  

コンサルティング形態が違う

大企業向けコンサルティングの場合、「プロジェクト制のコンサルティング」が行われることがほとんどです。

クライアント1社に対し、コンサルタントを中心にプロジェクトチームが組まれ、1ヶ月〜半年程度の期間でコンサルティングを行います。

対して、中小企業向けコンサルティングでは、「顧問性のコンサルティング」が主流です。

1人のコンサルタントが同時に5〜15社程度のクライアントを担当し、業績を上げるまでサポートを行います。

求められるものが違う

大企業向けのコンサルティングの場合、部署やチームごとのコンサルティング依頼が多く、部長クラスの方とプロジェクトを進めるケースが多いです。

一方で、中小企業向けのコンサルティングの場合は、企業全体に関するコンサルティングが多く、経営者が対象になります。

経営に関する課題解決に向けて、時には現場スタッフからヒアリングを行う場合もあるため、経営に関する専門知識だけでなく、高いコミュニケーション能力が求められます。

中小企業向けコンサルティングの必要性

中小企業向けコンサルティングの必要性

ビジネス環境の複雑化に伴い、中小企業においては特に、人材不足・資金調達・急速な市場変化への対応が課題となっています。

大企業と比べると資金や人材が限られており、内部で知恵を絞って取り組むしかありません。

また、中小企業の経営者は現場で活躍している人も多いため、経営だけに時間を割くことが難しい場合が多いです。

そこでコンサルタントが、多角的な視点からサポートを行うことで、効率的に業務改善・業績向上を図ることが可能となります。

また、海外進出やDX推進など、中小企業にとって未経験の分野は、コンサルタントがいることで最適解を導きだせるため、より必要とされる存在と言えます。

中小企業向けコンサルティングファーム8社の特徴を紹介

中小企業向けコンサルティングファーム8社の特徴を紹介

本章では、中小企業向けの代表的なコンサルティングファーム8社を紹介します。  

  • 船井総合研究所
  • タナベコンサルティング
  • AGSコンサルティング
  • 武蔵野
  • みらいコンサルティング
  • ビジネスブレイン太田昭和
  • 山田コンサルティング
  • リブ・コンサルティング

中小企業向けコンサルティングにおいては、日系ファームが携わる場合が多いです。

ファームによって得意分野が異なるので、各ファームの特徴を参考にしてみてください。  

船井総合研究所

コンサルティング業界トップの日系コンサルティングファームで、中小企業向けの実績が豊富です。

戦略から実行まで幅広いサービスを提供し、年間5,300社を超える企業のサポートを行っています。

急速な時代の変化に合わせたコンサルティングが数多く行われ、マーケティングや販売促進を得意としています。

タナベコンサルティング

中小企業の経営改善に強みを持ち、経営戦略の立案・実行から、業務効率化まで幅広く対応しています。

中小企業向けのコンサルティング実績が多く、チームを組んでコンサルティングを行うのも特徴の一つです。

女性も働きやすく、外資系ファームよりも比較的休みが取りやすいといったコンサルタントの声もあります。  

AGSコンサルティング

日系コンサルティングファームであり、税務・M&A・IPOなど様々なコンサルティングサービスを提供しているのが特徴です。

税理士や公認会計士など、各分野のプロフェッショナルが所属し、チームを組んでコンサルティングを行っています。

武蔵野

中小企業への経営コンサルティングと、ダスキンの委託事業の2つを柱としている会社です。

幹部を巻き込んだ経営戦略や、社員教育に関するコンサルティングを強みとしており、経営者向けのセミナーなども実施しています。  

みらいコンサルティング

監査法人系のコンサルティングファームで、公認会計士や税理士などのプロフェッショナルが数多く所属しているのが特徴です。

中小企業向けの会計・税務支援を強みとし、他にも事業再生・継承、M&Aなど、多岐に渡りコンサルティングサービスを提供しています。  

ビジネスブレイン太田昭和

中小企業のDX推進を得意とするコンサルティングファームです。

コンサルティング以外にも、システム開発・マネジメントサービスも提供しており、経営会計システムを用いたサポートや、ノウハウが多い点を強みとしています。

監査法人系コンサルティングファームなので、公認会計士が多く所属しているのも特徴の一つです。  

山田コンサルティング

中小企業向けの財務系コンサルティングファームです。

公認会計士・税理士・弁護士・司法書士など、90名を超える有資格者が所属しています。

税務関連のコンサルティングに厚い信頼があるほか、海外に7拠点を構えているので、海外進出を目指す中小企業へのコンサルティングにも強みがあります。  

リブ・コンサルティング

日系コンサルティングファームであり、2021年に設立された比較的若いコンサルティングファームです。

年間800を超えるコンサルティングを行っており、顧客満足度は90%と高い数値を叩き出しています。

中小企業を対象とした、マーケティング・営業コンサルティングを得意としています。  

フリーコンサルタント向けの優良案件探しはExperty

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まとめ

本記事では、中小企業向けのコンサルティングファームについて、業務内容や年収・8つの代表ファームの特徴について解説しました。

中小企業向けのコンサルティングでは、経営全般に関するコンサルティングが多く、時には現場に寄り添ったサポートが求められます。

また、コンサルティングファームごとに強みが異なるため、自分が理想とするコンサルティングや、なりたいコンサルタント像がある方は、自分とマッチしているか考えてみてください。

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記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。