未経験からITコンサルタントに転職する際のポイント!求められるスキルやキャリアパスなども解説

ITコンサルタントへの転職を考えているものの、未経験だからと躊躇していませんか?
確かに専門知識や経験がないことへの不安は大きいでしょう。
しかし、ITコンサルタントの需要が高まる今、未経験者にもチャンスは広がっています。
本記事では、未経験からITコンサルタントへ転職するためのポイントを解説します。
なお、本サイトを運営しているExpertyでは、ITコンサルタントを含む幅広い案件を取り扱っています。
この機会に、ぜひ案件を確認してみてください。
目次
未経験でも転職できる?ITコンサルタントの需要と転職事情

ITコンサルタントへの転職は、未経験でも十分可能です。
近年、企業のデジタル化が加速し、ITコンサルタントの需要が急増しています。
背景には、ビジネスのIT依存度の高まりや、DX推進の必要性があります。
転職市場では、ITコンサルタントは引く手あまたの存在であるため、未経験者の採用にも積極的な姿勢を見せています。
特にベンチャー系のコンサルティングファームでは、経験よりもポテンシャルを重視する傾向があります。
論理的思考力や課題解決能力が高ければ、チャンスは広がるでしょう。
ただし、大手コンサルティングファームへの転職は、やや難易度が高いでしょう。
これは、即戦力を求める傾向が強いからです。
それでも、IT関連の知識や経験があれば、転職が可能です。
最近では、システムエンジニアなどの経験者が歓迎されている場合もあります。
未経験者が知っておくべきITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントの仕事は、企業のIT戦略を支援する役割を担います。
未経験者にとって、その具体的な業務内容は気になるところでしょう。
ここでは、ITコンサルタントの日常と、よく混同されるSEとの違いを解説します。
ITコンサルタントの1日の流れ(一例)
ITコンサルタントの1日は、さまざまな業務を効率的にこなすための計画と調整から始まります。
一般的な1日の流れは以下の通りです。
【朝のミーティング】
チームメンバーと予定を確認し、タスクの優先順位を決定します。
この時間は、効率的な業務進行のための重要なステップです。
【午前中:クライアント企業の現状分析】
業務プロセスの調査やデータ分析に時間を割きます。
課題や改善点を洗い出し、後の提案や打ち合わせの基礎となる作業を行います。
【昼食後:クライアントとの打ち合わせ】
提案内容の説明や進捗報告を行い、クライアントの要望や反応を慎重に観察します。
この時間は、クライアントとの信頼関係を築くためにも非常に重要です。
【午後:チーム内作業と資料作成】
ブレインストーミングを通じて最適な解決策を模索し、クライアントへのプレゼンテーション準備に集中します。
【締め切り前の作業(場合によっては夜間まで)】
プロジェクトの締め切りが近い場合には、夜遅くまで作業が続くこともあります。
時間管理と効率的な作業が求められる場面です。
ITコンサルタントの仕事は、多岐にわたる業務をバランスよく進める能力が求められるやりがいのある職種です。
一日の流れをイメージしながら、自分のスキルがどのように活かせるか考えてみましょう。
ITコンサルタントとSEの違い
ITコンサルタントとSE(システムエンジニア)は、似ているようで異なる役割を持つ職種です。
ITコンサルタントは、クライアントの経営戦略を理解し、それに基づいてITを活用した最適なソリューションを提案します。
企業全体の業務を俯瞰し、課題解決や効率化のための戦略を立案するのが主な仕事です。
一方、SEは、具体的なシステム開発や運用を担当します。
プログラミングやネットワーク構築など、技術的な作業が中心で、コンサルタントの提案を具体的に形にする役割を担います。
簡単に言えば、ITコンサルタントは「何をすべきか」を考え、SEは「どのように実現するか」を実行します。
両者は密接に連携し、プロジェクトを成功させるために協力します。
未経験者の方が転職を考える際には、この違いを理解することが重要です。
自分の適性や興味に合わせて、どちらの職種が向いているのかを見極める参考になるでしょう。
未経験からITコンサルタントに転職するポイント

ここからは、未経験からITコンサルタントに転職するポイントを解説していきます。
転職前に身につけるべきスキルや知識を把握する
ITコンサルタントに求められるスキルは多岐にわたります。
まずは、基本的なIT知識の習得が不可欠です。
プログラミング言語やデータベース、ネットワークなどの基礎を押さえましょう。
また、ビジネススキルも重要です。
論理的思考力や問題解決能力、プレゼンテーション力を磨くことで、クライアントとの対話や提案に活かせます。
それから、業界知識も習得しましょう。
IT業界のトレンドや最新技術に常にアンテナを張るために、専門書を読んだり、セミナーに参加したりするのがおすすめです。
よくある転職後の失敗例や後悔とその対策を把握する
ITコンサルタントへの転職では、いくつかのよくある失敗例や後悔を事前に把握し、対策を講じることが重要です。
①業務内容とのミスマッチ
転職後に「思っていた仕事と違う」と感じるケースは少なくありません。
このミスマッチを防ぐには、事前に業界の実態を正しく理解することが大切です。
現役コンサルタントから直接話を聞くことで、仕事内容や職場環境を具体的にイメージしやすくなります。
②スキル不足による挫折
新しい環境で必要なスキルが不足していると、仕事に対する自信を失うことにつながります。
このリスクを回避するには、転職前からスキルアップに取り組むことが重要です。
オンライン講座や資格取得を活用し、実践的なスキルを身につけましょう。
こうした失敗を避け、転職を成功させるためには、Expertyのサポートを活用することがおすすめです。
Expertyでは、現役のITコンサルタントが面談を通じて、業界の実態や必要なスキルについて具体的なアドバイスを提供してくれます。
これにより、転職後のギャップを減らし、スムーズに新しいキャリアをスタートすることができるでしょう。
ぜひExpertyに登録し、経験豊富なプロフェッショナルのサポートを受けながら、自分に最適なキャリアパスを見つけてください。
効果的な自己PR方法を押さえる
自己PRでは、自分の強みを具体的に示すことが重要です。
たとえば、「論理的思考力がある」と言うだけでなく、それを活かした成功体験を語りましょう。
未経験であっても、過去の経験を活かせる部分はあるはずです。
営業経験があれば、クライアントとのコミュニケーション力をアピールできます。
また、ITコンサルタントを目指す熱意も大切です。
なぜこの職種に興味を持ったのか、どのように準備してきたのかを伝えましょう。
面接対策を行う
面接では、業界知識や論理的思考力が試されます。
最新のIT動向について自分の意見を述べられるよう、日頃から情報収集を心がけましょう。
ケーススタディ形式の質問も多いです。
「こんな状況ならどう対処する?」といった質問に備え、さまざまなシナリオを想定して練習します。
また、自分の志望動機や将来のキャリアプランを明確に説明できるよう準備しましょう。
熱意と具体性のある回答が、面接官の心を掴みます。
転職エージェントを活用する
転職エージェントの活用は、未経験者の味方となります。
なかでも、Expertyは特におすすめです。
Expertyは、IT業界に特化した転職支援サービスを提供しています。
未経験者向けの求人情報も豊富で、キャリアアドバイザー(現役コンサルタント)による丁寧なサポートが受けられます。
さらに、エージェントを利用すると、自分では見つけにくい求人情報にアクセスできます。
また、書類作成や面接対策のアドバイスも受けられ、転職成功の可能性が高まります。
ITコンサルタントに求められるスキル
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ITコンサルタントには、幅広いスキルが求められます。
技術的な知識はもちろん、人間関係を築く力も重要です。
ここでは、ITコンサルタントに必要不可欠なスキルを、テクニカルスキルとソフトスキルに分けて解説します。
テクニカルスキル
ITコンサルタントに求められるテクニカルスキルは、仕事の基盤となる重要な要素です。
以下のスキルを習得しておくと、幅広い業務に対応できるようになります。
①プログラミング言語の基礎知識
Java、Python、C++などの主要なプログラミング言語の理解は欠かせません。
これらの知識があると、クライアントの技術要件をスムーズに把握できます。
②データベース管理
SQL言語やNoSQLデータベースの仕組みを把握しておきましょう。
これらのスキルは、クライアントのデータ分析や管理に役立ちます。
③ネットワーク技術の理解
クラウドコンピューティングやサイバーセキュリティの基本的な知識を持つことで、ITソリューションの提案範囲が広がります。
④プロジェクト管理スキル
スケジュール管理やリスク分析の手法を学ぶことは、プロジェクトを円滑に進行させるうえで欠かせません。
これらのスキルにより、チームのパフォーマンスを最大化できます。
これらのスキルをバランスよく習得することで、ITコンサルタントとしての基盤を強化し、幅広いクライアントニーズに対応できるようになるでしょう。
ソフトスキル
テクニカルスキルと同様に、ソフトスキルもITコンサルタントにとって欠かせない重要な要素です。
以下のスキルを意識して磨きましょう。
①コミュニケーション能力
クライアントの要望を正確に理解し、わかりやすく説明する力が求められます。
これにより、クライアントとの信頼関係を築くことができます。
②問題解決能力
クライアントが抱える課題を的確に分析し、最適な解決策を提案する能力が必要です。
問題を論理的に分解し、実行可能な解決策を提示する力が必要です。
③プレゼンテーション力
自分のアイデアや提案を魅力的に伝え、クライアントを説得するスキルです。
効果的な資料作成や話し方の工夫もこのスキルに含まれます。
④チームワーク力
他のコンサルタントやエンジニアと協力しながらプロジェクトを進める能力が求められます。
互いの強みを活かし、協働することで成果を最大化できるでしょう。
⑤リーダーシップ
プロジェクトを主導し、チームを正しい方向に導く力が必要です。
プロジェクト全体を把握し、適切な意思決定を行う能力も含まれます。
これらのソフトスキルを磨くことで、ITコンサルタントとしての総合力が高まり、プロジェクトの成功に貢献できるようになります。
関連記事:フリーランスITコンサルタントになるための6ステップ!メリットやデメリットなども解説
未経験からITコンサルタントに転職するために役立つ資格

ITコンサルタントへの転職を目指す未経験者にとって、資格取得は大きな武器となります。
以下の資格は特におすすめです。
基本情報技術者試験
ITの基礎知識を証明できる資格で、転職時のアピールポイントになります。
IT業界への第一歩として最適です。
ITパスポート試験
幅広いITの基礎知識を学べる資格で、未経験者でも比較的取得しやすいのが特徴です。
ITに関する全体的な理解を深めるのに役立ちます。
PMP(Project Management Professional)
プロジェクトマネジメントの知識を示す国際資格です。
実務経験が必要ですが、取得できればITコンサルタントとしての強力なアピールポイントになります。
これらの資格は、ITコンサルタントに必要なスキルや知識を習得するのに有効です。
ただし、資格取得だけでなく実務経験も重要です。
インターンシップやプロジェクト参加などを通じて、実践的な経験を積むことも心がけましょう。
なお、ITコンサルタントとして有利になる資格について、さらに詳しく知りたい方は、次の記事もぜひご覧ください。
関連記事:コンサルタントは資格が必要ないって本当?あると有利になる資格もご紹介!
ITコンサルタントのキャリアパスと年収

ITコンサルタントは、キャリアの成長に伴い、責任と年収が大きく変化する職種です。
ここでは、一般的なキャリアパスと年収の推移について解説します。
ITコンサルタントの一般的なキャリアパス
ITコンサルタントのキャリアは、段階的にステップアップしていくことが一般的です。
アナリスト
キャリアのスタートはアナリストから始まります。
この段階では、データ収集や分析が主な仕事です。
先輩コンサルタントの指導を受けながら、業務の基礎を学びます。
コンサルタント
2〜3年の経験を積むと、コンサルタントに昇格します。
クライアントとの直接のやり取りや提案書の作成など、より責任のある業務を任されるようになります。
シニアコンサルタント
さらに3〜5年ほど経つと、シニアコンサルタントへとステップアップします。
この段階では、プロジェクトのリーダーとしてチームを率い、プロジェクト全体を管理する役割を担います。
マネージャーやディレクター
シニアコンサルタントとしての経験を積むと、マネージャーやディレクターに昇進するケースが多いです。
このレベルでは、複数のプロジェクトを統括し、会社の経営戦略にも関与するようになります。
パートナーや役員
最終的には、パートナーや役員といった経営層を目指すことも可能です。
ただし、この段階に到達するには、高い実績とリーダーシップが求められます。
ITコンサルタントは、キャリアを通じてスキルと経験を積み重ねることで、より大きな役割を担えるようになります。
それぞれの段階で求められるスキルや責任を意識しながら取り組むことが、成功への鍵となるでしょう。
年収の推移と昇給の可能性
ITコンサルタントの年収は、キャリアの進展に伴って大きく上昇します。
それぞれのキャリア段階での目安は以下の通りです。
【アナリスト】
新卒入社のアナリストは、年収400〜500万円程度からスタートするのが一般的です。
【コンサルタント】
コンサルタントに昇格すると、年収は600〜800万円程度に上がります。
この段階からクライアントとの直接的なやり取りが増え、責任も大きくなります。
【シニアコンサルタント】
シニアコンサルタントになると、年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
プロジェクトのリーダーとしての役割が評価されます。
【マネージャー・ディレクター】
マネージャーやディレクターのレベルでは、1500万円以上の年収も視野に入ります。
複数のプロジェクトを統括する立場となり、会社全体への影響力も増します。
【パートナー・役員】
パートナーや役員クラスでは、数千万円の年収も可能です。
この段階では、経営層としての責任とリーダーシップが求められます。
昇給の可能性は、個人の実績や会社の業績に大きく左右されます。
特に、クライアントからの高い評価や、大型プロジェクトの成功が昇給や昇進の鍵となります。
成果を上げることで、より高い収入と責任ある役割を手にするチャンスが広がるでしょう。
関連記事:フリーランスITコンサルタントの年収は?エージェントは利用すべき?
未経験者からITコンサルタントになる人によくある質問

ITコンサルタントへの転職を考える未経験者の方々が抱きやすい疑問と回答を紹介します。
30代未経験でITコンサルタントになることはできる?
結論から言えば、30代未経験でもITコンサルタントになることは可能です。
むしろ、30代ならではの強みを活かせる場合もあります。
30代は、他業界での経験が豊富な年代です。
その経験は、クライアントの業務理解や問題解決に役立ちます。
また、社会人としての基礎力も身についているでしょう。
ただし、20代と比べると競争は激しくなります。
そのため、より熱心な学習姿勢と明確なキャリアビジョンが求められます。
IT知識の習得に加え、これまでのキャリアをITコンサルティングにどう活かせるか、しっかり考えておきましょう。
そうすれば、30代ならではの魅力をアピールできるはずです。
ITコンサルタントにポテンシャル採用はありますか?
ITコンサルタントにもポテンシャル採用はあります。
特にIT人材不足が叫ばれる昨今、未経験者の採用に積極的な企業も増えています。
ポテンシャル採用では、現時点でのスキルよりも、成長可能性が重視されます。
論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション力などが評価のポイントになるでしょう。
また、学習意欲や向上心も大切です。
自主的に勉強を進め、IT関連の資格取得にチャレンジしている姿勢は高く評価されます。
ただし、ポテンシャル採用でも、最低限のIT知識は求められます。
基本的な用語や概念は押さえておきましょう。
ITコンサルタントに資格や開発経験、英語などは必要ですか?
資格や開発経験、英語力は、必須ではありませんが、あれば大きな強みになります。
資格については、基本情報技術者試験やITパスポートなどが役立ちます。
これらは、IT基礎知識の証明になるでしょう。
また、開発経験も、あれば有利です。
システムの仕組みを理解していると、より実践的な提案ができます。
ただし、未経験でも、独学やスクールでプログラミングを学ぶことは可能です。
英語については、グローバル企業を相手にする場合は必要になります。
ただし、国内企業がメインなら、日本語でのコミュニケーション力を磨く方が先決でしょう。
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まとめ

未経験からITコンサルタントへの転職は、不可能ではありません。
むしろ、デジタル化が進む今こそ、大きなチャンスと言えるでしょう。
重要なのは、必要なスキルを把握し、着実に準備を進めることです。
テクニカルスキルとソフトスキルをバランスよく磨き、自己PRや面接対策にも力を入れましょう。
また、資格取得や実践的な経験を積むことで、さらに可能性は広がります。
なお、フリーランス向けエージェントのExpertyを活用すれば、より効果的にITコンサルタントへの転職を進められます。
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記事監修者の紹介
アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。