ITコンサルタントの7つのキャリアパス!転職ポイントや成功させるコツも解説

ITコンサルタントとしてのキャリアに悩んでいませんか? 急速に変化する業界で、自分の将来像が描けずに不安を感じている方も多いです。

しかし、明確なキャリアパスを描き、計画的にスキルアップすれば解決できるでしょう。

本記事では、ITコンサルタントの7つのキャリアパス、役立つ資格、年代別の市場価値などを解説します。

ITコンサルタントのキャリアパスについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ITコンサルタントのキャリアパスを考える重要性

ITコンサルタントのキャリアパスを考えることは、将来の成功と満足度を高める上で非常に重要です。

なぜなら、この業界は急速に変化し、常に新しい技術やトレンドが生まれているからです。

キャリアパスを明確にすることで、自分の強みを活かせる分野に集中できます。

また、必要なスキルや資格を計画的に習得することも可能になります。

その結果、市場価値を高め、より良い機会をつかむチャンスが広がるでしょう。

また、ITコンサルタントの将来性は非常に高いといえます。

デジタル化が進む現代社会では、企業のIT戦略がますます重要になっているからです。

そのため、専門知識を持つITコンサルタントの需要は今後も増加すると予想されます。

なお、ITコンサルタントの将来性については、次の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

関連記事:ITコンサルタントの将来性と需要を徹底解説!キャリアパスや課題と対策も紹介

ITコンサルタントの7つのキャリアパスや転職先

ITコンサルタントには、多様なキャリアパスがあります。

ここでは、代表的な7つのキャリアパスを詳しく見ていきましょう。

1. 独立してフリーランスITコンサルタントに

経験を積んだITコンサルタントのなかには、独立してフリーランスとして活動する人もいます。

フリーランスは自由度が高く、専門性を存分に活かせることが魅力です。

また、フリーランスになると、プロジェクトの選択や時間の管理を自分で行えます。

特定の分野に特化することで、比較的簡単に高い報酬を得ることができるでしょう。

ただし、安定した収入を得るためには、高い営業力が必要です。

納期厳守など自己管理能力も問われるでしょう。

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2. コンサルティングファーム内でのキャリアアップ

多くのITコンサルタントが最初に目指すのが、所属するファーム内でのキャリアアップです。

◯ アナリストからマネージャーやパートナーへの道

新人コンサルタントは通常、アナリストとしてスタートします。

プロジェクトの調査や分析を担当し、基礎的なスキルを磨きます。

経験を積むにつれ、プロジェクトマネージャーへと昇進する流れです。

また、マネージャーになると、チームのリーダーとしてプロジェクト全体を統括します。

クライアントとの折衝や予算管理など、より広範な責任を担うようになります。

さらにキャリアを積むと、パートナーへの昇進も可能です。

パートナーは新規顧客の開拓や経営戦略の立案に携わり、ファームの中核を担う存在です。

◯ 専門分野のエキスパートとしての成長

一方で、特定の分野に特化したエキスパートを目指す道もあります。

たとえば、サイバーセキュリティやクラウドコンピューティングなどの専門家として活躍する道です。

専門性を高めることで、複雑な案件を任されるようになり、高い報酬を得られる可能性が広がります。

また、業界内での知名度も上がり、キャリアの選択肢が増えるでしょう。

3. 大手ITベンダーのコンサルティング部門への転職

大手ITベンダーのコンサルティング部門は、魅力的な転職先の1つです。

ここでは、コンサルティングスキルとITの専門知識を両立させることができます。

ITベンダーでは、自社製品やサービスに関する深い知識を活かしたコンサルティングが求められます。

クライアントのニーズを理解し、最適なソリューションを提案する役割を担います。

この環境では、最新のIT技術に触れる機会が多く、技術的なスキルアップが図れます。

また、大規模なプロジェクトに携わることで、幅広い経験を積むことができるでしょう。

4. 事業会社の情報システム部門への転身

ITコンサルタントの経験を活かし、一般企業の情報システム部門へ転職する道もあります。

ここでは、外部コンサルタントとは異なる視点で仕事に取り組むことになります。

具体的に情報システム部門では、社内のIT戦略立案やシステム導入のプロジェクト管理を担当します。

コンサルタント時代の経験を活かし、外部ベンダーとの交渉や、経営陣への提案なども行います。

この道を選ぶと、特定の業界や企業文化への理解を深めることが可能です。

また、長期的な視点でITの活用を考える力が身につくでしょう。

5. ビジネスコンサルタントや戦略コンサルタントへのキャリアチェンジ

ITの知識を基盤に、より広範なビジネスコンサルティングへ移行する道もあります。

ビジネスコンサルタントは、企業の経営戦略全般に関わるアドバイスを行います。

ITコンサルタントの経験は、デジタル時代のビジネス戦略を考えるうえで大きな強みとなります。

技術と経営の両面から助言できる人材は、多くの企業から重宝されるでしょう。

このキャリアパスを選ぶ場合、経営学やファイナンスなどの知識を補強する必要があります。

また、MBAの取得を目指す人も多くいます。

6. スタートアップの立ち上げや参画

ITコンサルタントの経験を活かし、自らスタートアップを立ち上げることも可能です。

または、成長期のスタートアップに参画し、中核メンバーとして活躍する選択肢もあるでしょう。

スタートアップでは、ITの専門知識とビジネス感覚の両方が求められます。

コンサルタント時代に培った問題解決能力や戦略的思考が役立つでしょう。

スタートアップの立ち上げはリスクは高いものの、大きな成功を掴める可能性もあります。

自分のアイデアを形にする喜びも味わえるでしょう。

7. IT関連の教育者やトレーナーとして活動

ITコンサルタントの経験を次世代に伝える道もあります。

大学や専門学校の講師、企業研修のトレーナーとして活躍するキャリアです。

教育者としての活動は、自身の知識を体系化し、より深い理解につながります。

また、若い世代と接することで、新しい視点や発想に触れられる機会にもなるでしょう。

この道を選ぶ場合、コミュニケーション能力や教育スキルの向上が必要です。

また、常に最新の技術トレンドをキャッチアップする努力も欠かせません。

教育分野では、オンラインコースの作成やウェビナーの開催など、新しい形の教育方法も注目されています。

これらのデジタルツールを活用することで、より多くの人にITの知識を広められる可能性があります。

さらに、書籍の執筆やテクニカルライターとしての活動も、知識を共有する有効な手段です。

自身の経験や専門知識を体系化して発信することで、業界全体の発展に貢献できるでしょう。

ITコンサルタントのキャリアアップに役立つ資格

ITコンサルタントとして成長するには、資格取得も目指したいところです。

ここからは、具体的な資格をご紹介します。

ITスキル関連の資格

技術面では、まずPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)が挙げられます。

これは大規模プロジェクトの管理能力を証明できる、国際的に認知された資格です。

次にCISSP(情報システムセキュリティ専門家認定資格)にも注目しましょう。

サイバーセキュリティの重要性が高まるなか、この資格の価値は上昇しています。

クラウド技術に強みを持ちたい方には、AWS認定ソリューションアーキテクトがおすすめです。

多くの企業がクラウド移行を進める昨今、需要の高い資格と言えるでしょう。

ビジネススキル関連の資格

ビジネス面では、MBA(経営学修士)が挙げられます。

経営戦略やファイナンスの知識を深められ、上級コンサルタントを目指すうえで強みとなります。

また、中小企業診断士も有効な資格です。

経営全般に関する幅広い知識を習得でき、独立開業の際にも役立ちます。

ただし、資格取得は目的ではなく、キャリアアップのための手段です。

実務での活用を常に意識しながら、計画的に取り組んでいくことが大切です。

年代別ITコンサルタントの市場価値や転職ポイント

ITコンサルタントの市場価値は、年代によって大きく変化します。

各年代で求められるスキルや経験が異なるため、それぞれの特徴を理解し、適切なキャリア戦略を立てることがポイントです。

20代

20代は基礎スキルの習得と経験の蓄積が最優先です。

この時期は、さまざまなプロジェクトに積極的に参加し、幅広い知識を吸収することが大切です。

技術面では、プログラミングやデータ分析などの基本スキルを磨きましょう。

ビジネス面では、クライアントとのコミュニケーション能力や、プレゼンテーションスキルの向上に努めます。

転職の際は、より多くの経験が積める環境を重視すると良いでしょう。

給与よりも、成長できる機会を優先することが、長期的なキャリアにつながります。

30代

30代は専門性の確立とマネジメントスキルの向上が求められます。

特定の業界や技術分野でのエキスパートを目指すのも良いでしょう。

また、プロジェクトマネジメントの経験を積むことも重要です。

チームリーダーとしての役割を担い、部下の育成にも携わるようになります。

転職時は、自分の専門性を活かせる分野やより大規模なプロジェクトを任せてもらえる環境を探すと良いでしょう。

40代以降

40代以降は、高度な専門知識とリーダーシップの発揮が期待されます。

若手の育成や大規模プロジェクトの統括など、より責任ある立場での活躍が求められます。

戦略的思考力、経営層とのコミュニケーション能力も重要です。

業界全体の動向を見据えた提案ができることが、高い市場価値につながります。

転職では、これまでの経験を最大限に活かせる役職や新しい挑戦ができる環境を探すのが良いでしょう。

セカンドキャリアとして挑戦する場合

他業界からITコンサルタントへの転身も増えています。

この場合、前職での経験や人脈を活かすことが大切です。

たとえば、金融業界出身者であれば、フィンテック関連のコンサルティングに強みを発揮できるでしょう。

製造業の経験者なら、IoTやスマートファクトリーの分野で活躍できます。

転職の際は、自身の強みを明確にアピールし、ITスキルの習得に対する意欲を示すことが重要です。

柔軟な思考と学習意欲があれば、年齢に関係なく活躍できる可能性が広がります。

ITコンサルタントのキャリアパスに関するよくある質問

ここからはITコンサルタントを目指す方やキャリアアップを考えている方が抱きやすい疑問に回答していきます。

ITコンサルタントの年収は?

ITコンサルタントの年収は、経験や専門性によって大きく変わります。

新人では400万円台からスタートし、経験を積むにつれて上昇していきます。

中堅クラスでは700万円から1,000万円程度、シニアクラスになると1,500万円を超えることも珍しくありません。

特にAIやクラウドなどの最新技術に精通したコンサルタントは、高い年収を期待できるでしょう。

ただし、成果主義の傾向が強いため、実績を上げ続けることが重要です。

ITコンサルタントに必要なスキルは?

ITコンサルタントには、技術力とビジネススキルの両方が求められます。

技術面では、システム開発やネットワーク、セキュリティなどの知識が必要です。

最新のIT動向にも常にアンテナを張っておくことが大切です。

ビジネス面では、問題分析力やプレゼンテーション能力が求められます。

クライアントのニーズを正確に理解し、最適なソリューションを提案できる力が求められます。

また、コミュニケーション能力も欠かせません。

技術的な内容を、非技術者にもわかりやすく説明する能力が必要です。

フリーランスのITコンサルタントとして独立するためには?

フリーランスとして独立するには、まず十分な経験と専門性を身につけることが大切です。

特定の分野でのエキスパートとしての地位を確立しておくと、仕事の獲得がしやすくなります。

次に強固な人脈作りも大事です。

過去のクライアントや同業者とのネットワークが、案件獲得のカギとなります。

なお、独立後の仕事探しには、フリーランスに特化したエージェントサービスのExpertyがおすすめです。

Expertyでは、ITコンサルタントとしてのスキルや経験をアピールし、適切な案件とマッチングが可能です。

この機会に、Expertyへの登録を検討してみてはいかがでしょうか。

ITコンサルタントのキャリアパス相談ならExpertyがおすすめ

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キャリアに悩んだら、Expertyへの登録を検討してみてはいかがでしょうか。

自分の成長を後押しする力強い味方になるでしょう。

まとめ

ITコンサルタントのキャリアパスは多岐にわたり、さまざまな可能性があります。

コンサルティングファーム内でのキャリアアップ、大手ITベンダーへの転職、フリーランス独立など、選択肢は豊富です。

また、年代や経験に応じて求められるスキルも変化していきます。

大切なのは、自分の強みを活かせる道を見つけ、計画的にキャリアを築くことです。

迷ったときは、フリーランス向けエージェントのExpertyを活用し、自分に合ったキャリアパスを検討してみてください。

記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。