ITコンサルタントの副業が注目されている理由は?案件の見分け方を解説

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「ITコンサルタントは副業できる?」 「副業を禁止しているコンサルティングファームは多い?」 と疑問をお持ちの方はいませんか。 近年は副業を解禁する企業が増加しており、ITコンサルタントの中にも副業を始める人が見られるようになりました。 今回の記事では、ITコンサルタントの副業が注目を集めている理由やITコンサルタントが副業を始めるメリット、副業案件の報酬などについて解説します。 副業案件を効率的に探せるエージェントサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

ITコンサルタントは副業できる?

そもそもITコンサルタントは副業できるのでしょうか? 以下で、ITコンサルタントと副業に関する基礎知識について確認していきましょう。

コンサルティングファームの場合

コンサルティングファームに所属しているITコンサルタントの場合、副業が禁止されているケースが多いです。 副業でコンサルティング業を行ってしまうと、本業との利益相反が懸念されます。 つまり、個人が副業を行うことで会社に損害を与えると見なされてしまうのです。 例えば、ITコンサルタントが本業と同じような副業を行うことで、コンサルティングファームのノウハウが外部に流出してしまう可能性があります。 ただし、副業を認めているコンサルティングファームも存在するので、副業の扱いについて所属先に確認してみてください。

IT企業の場合

コンサルティングファームとは異なり、IT企業の場合は副業が認められているケースが多いです。 現在は政府が多様な働き方を促進しており、テレワークやフリーランスと同様に、副業も多様な働き方のひとつとして注目を集めています。 申請が必要な企業もありますが、中には申請不要で副業に挑戦できる企業も存在します。

ITコンサルティング副業で高単価案件を獲得するコツ

ITコンサルタントが副業として高単価案件を獲得するためには、単なるスキル提供にとどまらない戦略的なセルフブランディングが不可欠です。 労働時間を切り売りするエージェント型の下請けから脱却し、クライアントにとっての投資対効果を最大化させるパートナーとして振る舞う必要があります。 以下に、具体的な5つの戦略を解説します。

自身の専門領域と得意分野の明確化

まずは、自身の専門領域を極限まで絞り込むことが重要です。 なぜなら、副業市場においてクライアントが求めているのは、汎用的な人材ではなく特定の課題を即座に解決できる専門家だからです。 例えばIT全般と謳うよりも製造業向けSAP導入における在庫管理モジュールの最適化といった具合に領域を特化させることで、競合が激減し、指名での高単価発注に繋がりやすくなります。 自身のキャリアを棚卸しし、どの領域であれば誰にも負けない価値を提供できるかを定義しましょう。

クライアントの課題に直結する実績の言語化

次に、これまでの実績をクライアントの利益という観点で言語化してください。 ITコンサルティングの本質は、技術の導入ではなくビジネス課題の解決にあるためです。 職務経歴書に「〇〇システムの要件定義を担当」と書くのではなく、「レガシーシステムの刷新により、年間1,000万円の運用コスト削減と業務効率20%向上を実現した」のように、定量的なインパクトを明示しましょう。 具体的な成果がイメージできるほど、クライアントは高い報酬を払うリスクを許容できるようになります。

週末・週1稼働でも信頼を得るコミュニケーション術

限られた稼働時間で高単価を維持するには、密度が高く、先回りしたコミュニケーションが求められます。 稼働日が少ないからこそ、クライアントに「進捗が見えない」という不安を抱かせないことが信頼構築の鍵となるからです。 具体的には、Slack等のチャットツールを活用した非同期コミュニケーションを徹底し、週1回の稼働日以外でもクイックなレスポンスを心がける、あるいは定例会前にアジェンダと論点を完璧に整理して提示するといった工夫が挙げられます。 「時間は短いが、意思決定の質とスピードが圧倒的に高い」という評価を得ることが、継続的な高単価案件への近道です。

工数ではなく提供価値で交渉する単価設定の考え方

単価設定においては、工数(人日)ベースではなく、提供する価値ベースで交渉を行うべきです。 工数ベースの契約では、効率を上げて早く仕事を終わらせるほど報酬が減るという矛盾が生じるためです。 「このプロジェクトを完遂することで、御社に〇〇円の利益がもたらされる。そのためのコンサルティング費用として〇〇円」という提案ができれば、週1日の稼働であっても、一般的な会社員の月収を上回る報酬を得ることも夢ではありません。 作業者ではなく、アドバイザーとしての立ち位置を確立しましょう。

市場価値の高い「特定領域×最新技術」の掛け合わせ

最後に、自身の強みに最新のトレンドを掛け合わせることで、希少価値を爆発的に高めることができます。 市場に供給が少ない領域ほど、価格決定権はコンサルタント側に移るからです。 例えばERP導入経験に生成AIを活用した業務自動化やサイバーセキュリティの最新ガバナンスを掛け合わせることで、市場に類を見ないプロフェッショナルとして、相場を大きく上回る単価を提示することが可能になります。 常に市場の需給バランスを注視し、自身のスキルセットをアップデートし続けましょう。

ITコンサルタントの副業が注目されている理由

それでは、ITコンサルタントの副業が注目を集めている背景には何が考えられるでしょうか?

IT人材が不足している

ITコンサルタントの副業が注目されている理由として、IT人材が不足していることが考えられるでしょう。 経済産業省の資料によると、IT人材不足は「2030年には約79万人にまで拡大する」と言われています。 IT人材の育成が重要視されているものの、新卒を教育するには時間がかかります。 そこで即戦力である外部の人材を活用する企業が増加しているのです。 参照:経済産業省「IT分野について」

DX推進の必要性が高まっている

ITコンサルタントの需要が高まっている理由の一つに、DX推進の必要性が高まっていることが挙げられます。 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタルを活用してビジネスモデルを変革していく考え方のことです。 経済産業省によると、DXが進まないと「2025年までに最大12兆円の経済的損失が発生する」と言われています。 社内にDX推進を担える人材が不足しており、外部のITコンサルタントを取り入れる企業が見受けられるのです。 参照:経済産業省「DXレポート」

副業関連のサービスが増加している

副業関連のサービスが増加していることも、ITコンサルタントの需要が高まっている理由のひとつです。 近年は副業を認める企業が増加しており、副業関連のサービスが拡大しています。 例えば、IT人材向けの案件を紹介しているプラットフォームやエージェントなどです。 ExpertyはフリーランスITコンサルタントに向けて豊富に案件を紹介しています。 高単価案件も多数抱えていますので、ぜひ登録してみてください。

ITコンサルタントの働き方の多様化

ITコンサルタントの働き方は、今やプロジェクトごとに最適な形態を選択できるパラレルキャリアへと進化しています。 これは、クラウド環境の整備とリモートワークの定着により、物理的な制約がなくなったことが大きな理由です。 平日は本業のファームで大規模案件に従事し、週末はスタートアップのCTO補佐として技術戦略を支援するといった、複数の顔を持つ働き方が一般化しつつあります。 自身のライフステージやキャリア形成に合わせて、稼働率や関わり方を自由にデザインできる時代と言えるでしょう。

ITコンサルタントが副業を始めるメリット

それでは、ITコンサルタントが副業を始めることでどのようなメリットを得られるのでしょうか? 以下で詳しく確認していきましょう。

収入アップを目指せる

まず副業のメリットとして「収入アップ」が考えられるでしょう。 副業をスタートすることで、本業以外に収入源を増やせます。 コンサルティング業界では成果主義が取り入れられており、実績が収入に大きく影響します。 そこで収入源を複数確保しておくことで、安定した収入を実現できるのです。 副業案件の中には高単価案件も多くあるため、短時間の稼働でも十分な収入アップを期待できるでしょう。

スキルや知識が身に付く

ITコンサルタントが副業を始めるメリットには「スキルアップを図れる」ということが挙げられます。 副業案件は自分で自由に選択することが可能です。 そのため、本業では携われない業界・クライアントの案件も担当できます。 例えば、本業でITコンサルタントとして働きながら、副業で飲食店のDX化を支援するという働き方も可能です。 対応領域が広がることで知見やスキルが向上する可能性があります。

隙間時間を有効活用できる

ITコンサルタントが副業を始めるメリットとして、「隙間時間を有効活用できる」ことが挙げられるでしょう。 近年はテレワークが普及し、オフィスに通勤せず仕事に取り組むITコンサルタントも珍しくありません。 そこでこれまで通勤にかかっていた時間を活用して、副業をスタートすることが可能です。 副業はテレワークで対応できる案件も多いため、本業と両立させることもできます。 関連記事:フリーランスITコンサルタントになるための6ステップ!メリットやデメリットなども解説

ITコンサルタントにおける副業案件の報酬

それでは、ITコンサルタントは副業でどれくらいの収入を得られるのでしょうか? 以下で、ITコンサルタントにおける副業案件の報酬について確認していきましょう。

報酬体系

副業案件の報酬体系は大きく「時間報酬型」と「固定報酬型」に分けられます。
  • 時間報酬型
  • 時間単位で報酬が決まる
  • 固定報酬型
  • プロジェクト単位で報酬が決まる
時間報酬型の場合は時給が設定されており、稼働時間に応じて報酬が支払われます。 一方、固定報酬型は稼働時間に関わらず、契約時に決めた報酬が支払われる形態です。 副業案件に応募する際に、どのような報酬形態が採用されているかを確認しましょう。

単価相場

副業で働くコンサルタントの単価相場は「1ヶ月あたり10万〜30万円」程度です(稼働率が10〜30%の想定)。 年収換算すると「120万〜360万円」程度ということになります。 大幅な収入アップを目指すためには、高単価案件を獲得することが大切です。 フリーランス向けのエージェントExpertyでは、月単価200万円以上の案件も取り揃えていますので、ぜひ登録してみてください。 副業の単価相場については、以下の記事で詳しく解説しています。 関連記事:副業でフリーコンサルタントを始める方法!報酬相場やおすすめエージェントサイトを紹介 関連記事:フリーランスITコンサルタントの年収は?エージェントは利用すべき?

ITコンサルタントの副業に関するよくある質問

ここでは、ITコンサルタントの副業に関するよくある質問に回答します。

ITコンサルタントは土日・週末限定で副業できる?

土日・週末限定で副業をスタートすることは可能です。 副業を始める際は、本業に影響が出ない範囲で稼働する必要があるため、土日・週末限定で働きたいと考えるITコンサルタントも少なくありません。 Expertyが扱う案件の中には「週稼働時間10時間〜」の案件もあるので、土日・週末だけの稼働でも契約できます。

ITコンサルタントは週1だけの稼働でも副業できる?

結論から申し上げますと、週1日やスポットでの参画が可能な案件は非常に多く存在します。 企業側も「フルタイムで雇う予算はないが、週に一度プロの知見を借りたい」というアドバイザリー需要を抱えているためです。 具体的には、PMOの進捗管理補佐や、特定技術の選定に関するドキュメントレビュー、あるいは週に一度の定例MTGへの参加といった形式が挙げられます。 「IT 副業 週 1」といった条件で案件を探せば、本業に過度な負荷をかけることなく、効率的に高単価な報酬を得ることは十分に可能です。

怪しい副業コンサルタント案件の見分け方とは?

近年は副業案件紹介サービスやプラットフォームが増加しており、中には怪しい案件も存在します。 契約書が用意されない場合は、報酬や稼働時間のトラブルにもつながる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。 ただ、2024年11月からフリーランスを保護する「フリーランス新法」が施⾏されるなど、近年は副業およびフリーランスの仕事を始めやすくなっています。 不安な方は信頼できるエージェントを利用して、案件を紹介してもらうのも良いでしょう。

コンサルティングファームBIG4では副業禁止されている?

BIG4は世界4大監査法人(デロイト・トウシュ・トーマツ、アーンスト&ヤング、KPMG、プライスウォーターハウスクーパース)の総称です。 アーンスト&ヤングでは副業が認められています。 デロイト・トウシュ・トーマツやKPMG、プライスウォーターハウスクーパースでも副業は可能ですが、条件や審査が定められています。

コンサルタントが副業案件を探すための最適なルート

副業案件を探す際は、自身の稼働可能時間と希望単価に合わせて、適切なチャネルを使い分けることが成功の秘訣です。 それぞれの特性を理解することで、ミスマッチを防ぎ、効率的に案件を獲得できます。
獲得ルート メリット デメリット 向いている人
プロ人材専用エージェント 高単価案件が豊富、契約交渉を代行 実務経験が重視される、選考がある 実績豊富なプロ、週1〜3日で稼働したい人
クラウドソーシング 手軽に始められる、短期・単発が多い 単価が低い傾向、競争が激しい 副業初心者、まずは実績を作りたい人
知人紹介(リファラル) 信頼関係があり成約しやすい、柔軟な調整 案件数に限りがある、断りにくい 広い人脈を持つ人、特定の信頼を得ている人

プロ人材専用エージェントの活用

最も推奨されるのは「Experty」のようなプロ人材専用のエージェント活用です。 個人の営業力ではアプローチが難しい大手企業や、非公開の高単価案件にアクセスできるため、効率よく稼ぎたいITコンサルタントに最適です。

クラウドソーシングサイトの使い分け

スキマ時間を活用したい場合は、クラウドソーシングでのスポット案件も有効です。 単価はエージェント経由に劣るものの、調査業務や記事執筆など、短時間で完結するタスクを探す際に役立ちます。

知人紹介(リファラル)による案件獲得

最も成約率が高いのはリファラルですが、これは過去の成果が認められていることが前提です。 日頃からSNSや勉強会で自身の専門性を発信し、「この分野ならあの人」と思い出してもらえる状態を作っておくことが、中長期的な案件獲得に繋がります。

ITコンサルタントの副業ならExpertyがおすすめ

ITコンサルタントの副業案件を効率的に探したい方には、案件紹介サービスの「Experty」をおすすめします。 Expertyでは、ITコンサルタントをはじめDX/ITエンジニア、PM/PMO、コンサルタント向けの案件を紹介しています。 多彩な案件を豊富に取り揃えているため、フルリモートや高待遇、希少案件など、希望に沿った案件の紹介が可能です。 業界初の給与保証サービスを取り入れており、ご登録者の90%近くが案件を継続して獲得しています。 その他特典を多数用意していますので、ぜひ登録してみてください。

まとめ

今回の記事では、ITコンサルタントの副業に関する基礎知識、ITコンサルタントの副業が注目されている理由、副業を始めるメリット、報酬体系などについて解説しました。 ITコンサルタントの中には副業を始める人が増加しています。 副業をスタートすることで収入アップできるだけでなく、スキルアップにもつながるためです。 しかし「本業が忙しい」「自分にあった案件を探す時間を確保できない」という方も少なくありません。 Expertyではフリーランスコンサルタントの案件探しをサポートしています。 ご希望条件にあった案件をご提案可能ですので、ぜひご登録ください。

記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。