ITコンサルタントの種類!仕事内容や年収、必要なスキルや資格も解説

ITコンサルタントに興味はあるけれど、具体的な仕事内容や必要なスキルがわからない。

そんな悩みを抱えていませんか。

本記事では、ITコンサルタントの種類や仕事内容、求められるスキル、年収、キャリアアップまで詳しく解説します。

未経験からの転職を考えている方にも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてください。

目次

ITコンサルタントとは

ITコンサルタントは、クライアント企業の経営課題をITを活用して解決に導く専門家です。

経営戦略の策定からシステム導入、業務改善まで、ITの視点から企業の問題解決をサポートします。

なぜ今ITコンサルタントが注目されているのか

デジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されており、ITコンサルタントの需要が急増しています

経済産業省の調査によると、DXに取り組む企業は2023年度に73.7%に達しました。

しかし、IT人材の不足も深刻な問題となっています。

そのため、専門知識を持つITコンサルタントは貴重な存在として、その価値がますます高まっているのです。

経営コンサルタントとの違い

経営コンサルタントとITコンサルタントの最大の違いは、専門分野の範囲にあります。

経営コンサルタントは企業経営全般に関する「広く浅い」知識を持ち、ITコンサルタントはIT分野に特化した「狭く深い」専門性を持ちます。

また、経営コンサルタントは財務、人事、マーケティングなど経営全般の課題に対応します。

一方、ITコンサルタントはシステム導入やIT戦略の策定など、IT技術を活用した解決策を提案します。

ただし、両者の協力が必要なケースも増えています。

なぜならDX推進では、経営戦略とIT戦略を一体化させる必要があるからです。

ITコンサルタントの主な種類

ITコンサルタントは企業の経営課題をIT技術で解決する専門家であり、専門分野によって様々な種類に分かれています。

それぞれが特定の領域に特化し、クライアント企業の多様なニーズに応えています。

IT戦略コンサルタント

IT戦略コンサルタントは企業の経営戦略とIT戦略を一体化させる専門家です。

クライアント企業のCIO(最高情報責任者)のアドバイザーとして、経営レベルのIT関連課題について助言を行います。

その際は単にITだけでなく、企業価値向上のためのツールとしてITを位置づけ、経営戦略に沿ったIT戦略と実現に向けた中期計画の策定を支援します。

IT投資の費用対効果最大化やシステムアーキテクチャの課題など、IT統治に関する専門性も発揮します。

ERPコンサルタント

ERPコンサルタントは企業の基幹業務を統合管理するERPシステムの導入を支援する専門家です。

財務・人事・在庫・販売などの情報を総合的に管理するシステムの選定から導入までを提案します。

企業の業務プロセスや業務フローを理解し、それに適したERPシステムの導入やカスタマイズ、運用に関する提案やアドバイスをするのが役割です。

要件定義やシステム選定、導入計画の立案、ユーザー研修など幅広い業務を担当します。

SAPコンサルタント

SAPコンサルタントはSAPのERPパッケージを専門とするITコンサルタントです。

SAPに関して専門的な知識を有するITアドバイザーとして活躍します。

主な役割はSAPシステムの導入コンサルティングと、各企業がシステムをより効率的に使用するためのカスタマイズです。

たとえば、現在使用しているシステムやデータをSAPへとスムーズに移行させるサポートや業務内容に応じた必要なカスタマイズを施します。

システム稼働後のアフターフォローも重要な仕事です。

SCMコンサルタント

SCMコンサルタントはサプライチェーン管理の分野から企業の経営課題解決やコスト削減を導く専門家です。

SCM管理システムの効果や役割をクライアント企業に提案し、効果を予想・調査・分析し、導入から運用までコンサルティングを担当します。

業務内容は調査と分析、戦略の策定と計画、SCMシステムの設計と導入、効果測定などです。

クライアントの具体的な要望に合わせたカスタマイズも行います。

CRMコンサルタント

CRMコンサルタントは顧客情報を一元管理するCRMシステムの導入を支援する専門家です。

顧客の氏名・住所などの基本情報、購入履歴など、顧客情報を一元管理して、営業活動やマーケティングの効率化を図ります。

クライアントの課題をCRMの観点から解決し、顧客の離脱防止や優良顧客の獲得につなげるのが役割です。

経営状況の現状を把握し、課題を発見してCRMの観点から顧客情報管理を見直し、業務の効率化・最適化を実現します。

PMOコンサルタント

PMOコンサルタントはプロジェクトマネージャーの支援とサポートを行う専門家です。

プロジェクトの品質・納期の標準化、人材・コスト管理、プロジェクト全体の進行管理を担当します。

プロジェクト進行中のリスクの発見と解決、上層部とチームメンバーとの橋渡しも重要な役割です。

PMOアドミニストレータ、PMOエキスパート、PMOマネージャーなど、担当する業務によって細分化されることもあります。

セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントは企業のセキュリティ強化をサポートする専門家です。

セキュリティを強化することで顧客情報をサイバー攻撃から保護し、企業のセキュリティレベル向上を支援します。

業務では顧客のニーズをヒアリングし、取り巻くリスクを確認して対応策を考案します。

最終提案を提示し事後支援も行います。

顧客を取り巻くあらゆるリスクに対して、他の専門家と連携しながら助言を行う役割を担います。

データアナリティクスコンサルタント

データアナリティクスコンサルタントはデータ分析の専門知識を活かして企業の課題解決を支援します

顧客の抱える課題やニーズをヒアリングし、専門的なデータ分析スキルを用いて課題解決へと導きます。

具体的にはクライアントの企業情報を事前にリサーチし、課題のヒアリングと分析、データ分析ツールなどのソリューション導入を提案するのが仕事です。

提案採用後は、実装するソリューションをクライアント自身が活用できるよう伴走支援も行います。

ITコンサルタントの仕事内容

ITコンサルタントは企業のIT戦略立案から実装までを幅広くサポートする役割を担います。

ここからは、仕事内容をみていきます。

主な業務

ITコンサルタントの業務は多岐にわたります。

クライアント企業の現状分析から始まり、課題の抽出と解決策の提案を行います

IT戦略の策定やシステム選定、導入計画の立案も重要な業務です。

また、プロジェクト全体の管理やチームのマネジメント、クライアントとの折衝も担当します。

業界や技術トレンドの調査・分析を行い、最新の知見をクライアントに提供する役割も果たします。

上流工程での役割

システム開発の上流工程では、要件定義や基本設計などの役割を担います

クライアントの経営戦略を理解し、それをIT戦略に落とし込む作業が求められます。

ビジネス要件を整理し、システム要件に変換する橋渡し役も果たします。

また、複数のステークホルダーの意見を調整し、プロジェクトの方向性を決定する場面も多いでしょう。

システム導入支援

システム導入支援では、クライアントに最適なシステムの選定から実装までをサポートします

パッケージソフトの選定やカスタマイズの範囲決定などの意思決定を支援します。

導入計画の策定やベンダー選定、契約交渉のアドバイスも行います。

また、システムテストや運用設計、マニュアル作成、ユーザー教育なども担当するのがほとんどです。

プロジェクトマネジメント

プロジェクト全体の進行管理も重要な業務です。

スケジュール管理やリソース配分、予算管理などを通じてプロジェクトの成功に導きます。

リスク管理も重要で、問題発生時には迅速に対応策を講じます。

また、プロジェクトメンバーのモチベーション維持やチーム内のコミュニケーション促進も担います。

一日のスケジュール例

ITコンサルタントの一日は多忙です。

朝は8時頃にクライアント先に到着し、メールチェックや当日の準備を行います。

9時から12時までは会議やヒアリング、分析作業に充てられます。

昼食後は13時から17時まで提案資料の作成やクライアントとの打ち合わせが続きます。

17時以降はチーム内での情報共有や翌日の準備、報告書の作成などを行い、退社は20時頃になることも珍しくありません。

ITコンサルタントに必要なスキルや資格

ITコンサルタントには技術的知識とビジネス感覚の両方が求められます。

クライアントの課題を解決するために、さまざまなスキルと専門知識を組み合わせて活用する能力が求められます。

技術的スキル

ITコンサルタントにはIT技術の基礎知識が不可欠です。

プログラミング言語やデータベース、ネットワーク、セキュリティなどの基本を理解しておく必要があります。

専門分野によっては、クラウド技術やAI、ビッグデータ分析などの先端技術にも精通していると強みになります。

また、システム開発の流れや方法論を理解し、各工程での課題や注意点を把握しておくと良いでしょう。

技術トレンドへの感度も重要で、常に最新情報をキャッチアップする姿勢が求められます。

ビジネススキル

技術だけでなく、ビジネス視点での分析力も必須です。

クライアント企業の業界知識や業務知識を持ち、経営課題を理解する力が求められます。

また、コスト意識を持ち、投資対効果を考慮した提案ができる能力も重要です。

論理的思考力や問題解決能力も求められます。

具体的には複雑な課題を整理し、本質を見抜き、効果的な解決策を導き出す力が必要です。

プレゼンテーション能力も重要で、専門知識を持たない相手にもわかりやすく説明する技術が求められます。

コミュニケーション能力

ITコンサルタントの仕事は人との関わりが中心です。

クライアントのニーズを正確に把握するためのヒアリング能力が必要です。

また、プロジェクトチーム内での円滑なコミュニケーションも重要です。

ときには対立する意見の調整役となり、合意形成を図る場面もあります。

異なる立場や背景を持つ人々と信頼関係を構築する力も求められます。

取得しておくと有利な資格

ITコンサルタントのキャリアを形成する際は資格取得も有効です。

 

◯ ITパスポート

IT分野の入門資格として広く認知されています。

ITの基礎知識を体系的に学べる点が魅力です。

経営戦略、マネジメント、テクノロジーの3分野をカバーしており、ITコンサルタントに必要な幅広い知識の土台を築けます。

ほかのIT系資格に比べて難易度も比較的低く、未経験者でも取得しやすい資格です。

 

◯ その他の情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、経済産業省が認定する国家資格で、レベルや専門分野別に複数の試験があります。

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験はITの基礎力を証明できます。

上位資格のITストラテジスト試験やシステムアーキテクト試験はITコンサルタントとしての専門性を示せる資格です。

 

◯ PMP

PMP(Project Management Professional)は、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。

取得するとプロジェクト管理の知識と経験を証明できます。

大規模プロジェクトを担当するITコンサルタントには特に有用な資格です。

取得には実務経験が必要ですが、国際的に通用する点が強みです。

 

◯ ベンダー資格

ベンダー資格は、特定のIT製品やサービスに関する専門知識を証明できます

マイクロソフト認定資格やAWS認定資格、Oracle認定資格などがあります。

専門分野に特化したITコンサルタントには、関連するベンダー資格の取得が強みになります。

ITコンサルタントの年収と将来性

ITコンサルタントは高い専門性を持つ職種として、一般的に高水準の収入が期待できます。

DXの広がりによる需要増加や企業の利益に直結する仕事であることから、今後も安定した将来性が見込まれるでしょう。

平均年収

ITコンサルタントの平均年収は約500万円〜600万円程度です。

ただし、この数値は調査対象や地域によって差があり、年収800万円や900万円になることもあるでしょう。

地方と都市部では年収に大きな差があり、専門性や実績によっても変動します。

経験年数別の年収相場

経験年数に応じてITコンサルタントの年収は段階的に上昇します。

新卒入社時は400万円〜500万円からスタートし、3年目〜5年目になると600万円〜800万円程度に上昇します。

7年目〜10年目では800万円〜1200万円、10年目以降になると1000万円〜1500万円以上も期待できます。

大手企業とベンチャー企業の違い

大手ファームとベンチャーファームでは年収に差があります。

同じ役職でも大手ファームの方が100万円〜200万円ほど高くなることが考えられます。

たとえば、コンサルタントクラスでは大手が600万円〜700万円なのに対し、ベンチャーは600万円以下のケースがあります。

ただし、ベンチャーファームでは成果次第で早期昇格が可能で、大手より2〜3年早く上位職に就けるケースもあります。

また、組織立ち上げなどの特殊なポジションでは、ベンチャーでも大手を上回る年収を提示されることもあります。

大手は安定した高収入、ベンチャーは成長スピードの速さが魅力です。

キャリアアップと昇給

ITコンサルタントの昇給には複数の方法があります。

最も一般的なのは社内での昇進で、5〜7年の経験を積むとマネージャー職への昇格が見込めます

スキルアップも重要で特定分野の専門性を高めたり、最新技術を習得したりすることで年収アップにつながります。

資格取得も効果的で、ITストラテジスト試験やPMP、AWS認定資格などが評価されるでしょう。

フリーランス化も選択肢の一つで、企業勤めよりも急速な年収増加が期待できます。

また、大手ITコンサルから別のコンサル企業への転職でも、年収が大幅に上がるケースもあるでしょう。

ITコンサルタントになるには

ITコンサルタントへの道はさまざまで、経験者だけでなく未経験者にもチャンスがあります。

適切なスキルを身につけ、効果的な自己PRを行うことで、専門性の高い職種へのキャリアチェンジも十分可能です。

未経験からのキャリアアップ

未経験からITコンサルタントを目指すには、IT基礎知識の習得から始めましょう

プログラミング言語やネットワーク、データベースなどの基本を学ぶのが第一歩です。

オンライン学習プラットフォームやIT専門学校を活用すると効率的に学べます。

次にビジネススキルの向上も重要です。

プロジェクトマネジメントやビジネス分析の手法を学び、実践的なケーススタディに取り組みましょう。

書籍やセミナーも有効な学習手段となります。

業界知識の習得も怠ってはいけません。

IT業界のトレンドや主要企業の動向を常にチェックする習慣をつけましょう。

また、インターンシップやトレーニープログラムを活用すると実務経験を積むチャンスが広がります。

大学での専攻と就職

ITコンサルタントを目指す学生に適した学部は主に3つあります。

工学部情報系学科では、テクノロジーの本質的な理解と実装力を身につけられます。

プログラミングの基礎から応用まで、コンピュータサイエンスの理論を体系的に学べるのが強みです。

経営学部ではビジネス視点からの課題解決力を養えます。

企業経営の知識はクライアントの経営課題を理解する上で非常に役立ちます。

理工学部数理系学科では論理的思考力とデータ分析力を磨けます。

複雑な問題を整理し解決する能力は、ITコンサルタントに不可欠なスキルです。

ただし、学部の選択よりも重要なのは、在学中にインターンシップなどで実践経験を積むことです。

また、大学卒業以上の学歴があれば、文系・理系を問わず基本的にエントリー可能な業界でもあります。

効果的な自己PR方法

ITコンサルタントの自己PRでは、課題解決力を具体的なエピソードで示すのが効果的です。

「どのような背景・状況があったのか」「どのような考えと視点で課題を設定したのか」「どう解決したのか」を明確に伝えましょう。

数字や定量的な成果を盛り込むことも重要です。

「売上が20%増加した」など具体的な数値があると説得力が増します。

コンサル業界では定量的なデータに基づく提案が重視されるため、自己PRでもその姿勢を示せると好印象です。

また、周囲を巻き込む力やリーダーシップも評価されます。

チームでの成功体験を語る際は、自分がどのように周囲に働きかけ、目標達成に導いたかを具体的に説明しましょう。

タフさや成長意欲のアピールも効果的です。

コンサル業界は精神的・身体的に厳しい面もあるため、困難に立ち向かう姿勢や常に学び続ける意欲は高く評価されます。

ITコンサルタントに向いている人・向いていない人

ここからは、ITコンサルタントに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ解説します。

自分の性格などを振り返ってみましょう。

向いている人の特徴

ITコンサルタントに向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 論理的思考力に優れている
  • コミュニケーション能力が高い
  • 好奇心旺盛で学び続ける姿勢がある
  • 曖昧な状況でも主体的に行動できる
  • プレッシャーに負けない精神力がある
  • 多様な視点から創造的な解決策を提案できる

これらの特性は、複雑な課題を解決し、クライアントの信頼を得るために不可欠です。

自分がこれらの特徴を持っているなら、ITコンサルタントとして成功する素質があるといえます。

向いていない人の特徴

反対に、ITコンサルタントに向いていない特徴は以下のとおりです。

  • 指示待ち型で主体性に欠ける
  • 変化を嫌い安定を求める
  • コミュニケーションが苦手
  • 短期的な成果にこだわる
  • 新しい知識の習得に消極的
  • ストレス耐性が低い

ITコンサルタントの仕事は変化が激しく、常に新しい課題に直面します

また、クライアントとの関係構築や複数のステークホルダーとの調整も重要な業務であり、コミュニケーション能力は不可欠といえるでしょう。

ITコンサルタントの就業先別特徴

ITコンサルタントは、就業先によっても特徴が異なります。

主な就業先ごとに特徴を解説します。

大手ITコンサルティングファーム

大手ITコンサルティングファームでは、アクセンチュアやデロイトトーマツなどの著名企業が代表格です。

これらの企業では5〜20名程度の大規模チームで案件に取り組みます。

役割分担が明確で、専門性に応じた分業制が特徴的です。

体系的な研修プログラムが充実しており、グローバル案件で国際経験を積める環境も整っています。

また、大規模プロジェクトマネジメントスキルが身につき、多様な業界知識を横断的に習得できる点も魅力です。

一方で、役割が細分化され経験の幅が限定的になりがちな面もあります。

小・ベンチャーITコンサルティングファーム

小規模やベンチャーのITコンサルティングファームは、少数精鋭と高い専門性を武器にしています。

2〜5名程度の小規模チームで、一人が複数の役割を担当するケースが多いです。

大手コンサル出身者を創業者に持つファームも多く、企業規模は小さくても大手企業をクライアントとしています。

組織の縛りがないため、俯瞰的な視点で課題を捉えられるメリットがあります。

小回りが利き、柔軟な対応が可能な点もクライアントから評価されています。

働き方の違い

大手ファームでは、グローバルな働き方が日常的です。

多様な国籍の人々と協働する経験が積め、国際的な視野が広がります。

リモートワークやフレックスタイム制が整備されている企業も多いです。

一方、中小ファームでは、より現場に近い形で働くことになります。

クライアントとの距離が近く、直接対話の機会が多いのが特徴です。

また、大手に比べて業務範囲が広いため、さまざまな経験を積めます。

キャリア形成の違い

大手ファームでは、キャリア形成が明確です。

通常3年程度で中堅コンサルタントへ昇進し、7〜8年目にはシニアマネージャーになることも可能です。

年次主導の昇進が一般的で、10年目には年収2,000万円以上も目指せるでしょう。

対して中小ファームでは、成果次第で急速な成長・昇進が可能です。

若手でも上流工程から参画でき、提案・営業など幅広い経験が早期に積めます。

スペシャリスト化や経営参画を目指すキャリアを描きやすい環境といえます。

ITコンサルタントがやめとけと言われる理由

ITコンサルタントは高収入と専門性が魅力的な職業ですが、同時に厳しい側面もあります。

これらの課題を理解し、適切な対策を講じることで、より充実したキャリアを築けるでしょう。

厳しい労働環境

ITコンサルタントの労働時間は長く、深夜残業や休日出勤もあります。

プロジェクトの締め切りに追われ、ワークライフバランスを保つのが難しいこともあるでしょう。

この問題に対処するには、タイムマネジメントスキルを磨き、効率的な働き方を心がけることがポイントです。

また、上司や同僚とコミュニケーションを取り、業務の優先順位を明確にすることも有効です。

クライアント対応のストレス

クライアントの要求は時に厳しく、不合理なものもあります。

納期や予算の制約のなかで、高品質な成果物を提供するプレッシャーは大きいでしょう。

このストレスを軽減するには、クライアントとの良好な関係構築がカギとなります。

期待値のすり合わせを丁寧に行い、進捗状況を定期的に共有することで、信頼関係を築けます。

常に最新技術を追いかける必要性

IT業界の技術革新は目まぐるしく、常に新しい知識やスキルの習得が求められます。

継続的な学習の負担は大きく、時にバーンアウトの原因にもなります

効果的な対策として、学習時間を業務時間内に確保することや社内勉強会への参加が挙げられます。

また、特定の分野に特化してスペシャリストを目指すのも一つの方法です。

ITコンサルタントの案件探しならExpertyがおすすめ

ITコンサルタントとして活躍したいときは、Expertyで案件を見つけてみてはいかがでしょうか。

Expertyは専門知識を持つITコンサルタントと企業をマッチングするサービスです。

高単価案件が豊富に揃い、自分自身の専門性や経験を最大限に活かせます。

登録は数分で完了し、すぐに案件探しを始められる点も特徴です。

厳選された優良企業からの依頼が多く、長時間労働や不明瞭な条件に悩まされることもないでしょう。

また、専門スタッフによるサポートも充実しているため、初めての案件応募の際も安心できます。

ITコンサルタントを目指している場合は、ぜひ、Expertyに登録し相談してみましょう。

まとめ

ITコンサルタントは、高度な専門性と幅広い知識を要する魅力的な職業です。

しかし、厳しい労働環境やストレスなど、課題も存在します。

自身の適性を見極め、継続的な学習と経験を積むことで、やりがいのあるキャリアを築けるでしょう。

ITコンサルタントを目指す方は、ぜひExpertyを活用して、理想の案件を見つけてください。

記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。