副業コンサルって実際どう?副業でフリーコンサルタントになるメリット・デメリット、収入目安、なり方を紹介!
近年、本業のほかに副業で働く人が増えてきています。副業を認める企業も増えてきていることから、「自分も副業を始めてみたい」と考えている人もいるでしょう。
副業として人気のコンサルですが、実際のところ、副業のコンサルでどれくらい稼げるのか気になるところです。
そこでこの記事では、副業でフリーコンサルタントになるメリットやデメリット、収入目安やなり方まで一挙にご紹介します。
目次
副業でフリーコンサルになるなら今!
近年、働き方改革や副業OKの企業が増加していることなどを受けて、副業や兼業を認める企業が増えてきています。
国内コンサルティングサービス市場は年々成長を続けており、2020年に8,623億円を記録した市場は、2025年には1兆2,551億円の巨大市場に成長すると推測されています。
なかでも「デジタル関連ビジネスコンサルティング」市場の成長は著しく、2020年度の市場規模は1,337億円と前年対比で29.3%の伸長を見せています。
このような流れのなかで、国内におけるコンサルタントの需要は高まっているといえるでしょう。
さらに、株式会社リクルートが2020年12月末~2021年1月初頭に実施した調査によれば、企業で正社員として働きながら兼業や副業を行っている人は9.8%いるという結果が出ています。
また、「今は実施していないが、過去には兼業・副業経験があり、再開の予定あり」と回答した人も5.2%おり、企業に所属しながら兼業や副業に携わった経験のある人は15.0%にものぼります。
上記に加えて「今後、兼業・副業を実施したい」と考えている人は41.8%と兼業や副業に興味を持つ人も多く、全体で56.8%と半数以上が兼業・副業に前向きです。
上記の結果からも、企業で正社員のコンサルタントとして働くのではなく、フリーコンサルとして働く兼業・副業で働くことも今後は需要が高まっていくと考えられます。
副業でフリーコンサルタントになるメリット
副業に取り組む人や興味を持つ人は多いものの、実際にはどのような魅力があるのでしょうか。
副業でフリーコンサルタントになるメリットを、以下で3つご紹介します。
- ①収入源が増える
- ②専門スキルを活かせる
- ③最終的に本業化も可能
副業でフリーコンサルタントになるメリット①:収入源が増える
副業でフリーコンサルタントとして働くことで、本業以外の収入源が増えるというメリットがあります。
本業だけでは収入が不足していると感じる人や、もう少し年収を増やしたいと考えている人にとっては、空いた時間に副業としてフリーコンサルタントになると収入を効率的に増やせるでしょう。
コンサルティング業務にはさまざまな分野があり、自分の得意な分野でフリーコンサルタントとして活動できます。
ITやマーケティング、営業、財務、総務、店舗経営など、「コンサル」という分野のなかでもニーズが多様化しているため、需要が多いのも副業に向いているポイントです。
初期投資が不要なので、失敗したときの損失リスクを負わずに始められます。
コンサルティングを必要としている企業とフリーコンサルタントをマッチングするためのプラットフォームを提供している事業者もあるため、案件を獲得するための営業に時間を避けなくても、副業のフリーコンサルタントとしてスタートが切れます。
副業でフリーコンサルタントになるメリット②:専門スキルを活かせる
前述のように、コンサルティングを必要としている分野は多岐にわたります。
そのため、趣味や仕事で得た専門知識をピンポイントで活かせるのも副業でフリーコンサルタントになるメリットの一つです。
副業でコンサルタントとして働くにあたって、特別な資格が不要なカテゴリーも多いため、自分の得意な分野を選べば趣味や特技を活かして報酬を得られるチャンスを誰でも得られます。
「難しい知識がなければコンサルタントになれない」と感じるかもしれませんが、自分にとっては身近で当たり前の趣味や特技が、クライアントにとっては長い間難儀している課題を解決するための糸口になることも少なくありません。
近年ではWeb会議システムを通じてインターネット経由でコンサルティングを行う事例も増えてきました。
必ずしもクライアントの元に直接足を運ぶ必要はないため、勤務場所を選ばないのも魅力といえます。
本業では企業に勤務し、オフィスに通勤しなければならないなどの背景を持つ人でも、副業としての働き方をコントロールしやすいでしょう。
副業でフリーコンサルタントになるメリット③:最終的に本業化も可能
フリーコンサルタントとしての副業が軌道に乗ってくれば、最終的に本業化も可能です。
現在の本業から徐々に軸足を移し、ゆくゆくはフリーコンサルタントとして独立したいと考えているのであれば、まずは副業から始めてみることをおすすめします。
いきなり現在所属している会社を退職してフリーコンサルタントとして独立してしまうと、なかなか軌道に乗らなかった場合に収入の不安が付きまといます。
一旦副業として始めてみて、「これなら本業としてやっていけそうだ」と自信がついてから独立するのが安心です。
副業として経験を積むなかでコンサルタントとしてのスキルが磨かれていき、本業化してからも豊富な経験値を活かしてクライアントに高い成果をもたらすことができるでしょう。
本業化を検討している場合は、「いつ独立すべきか」に迷う人も少なくありません。
副業としての収入が現在の本業を上回ったときなど、独立のタイミングを決めておくのも方法の一つです。
副業でフリーコンサルタントになるデメリット
興味はあっても、本業をこなしながら副業で稼いでいくのは大変です。
副業としてフリーコンサルタントになる前に、どのようなデメリットがあるのか把握しておきましょう。
- ①プライベートの時間が確保できない
- ②本業に支障が出る
- ③税金関連の申請が面倒
副業でフリーコンサルタントになるデメリット①:プライベートの時間が確保できない
副業でフリーコンサルタントとして働き始めると、本業の合間や就業後に副業をこなさなければならないため、プライベートの時間を確保しにくいというデメリットがあります。
本業が終わったあとは翌日までゆっくり休みたい、趣味の時間を十分に確保したいと考えている人にとっては、副業でフリーコンサルタントになると慌ただしさを感じてしまうかもしれません。
プライベートの時間を確保しながら副業でコンサルもこなしたいと考えている人は、フリーコンサルタントとして働く曜日をあらかじめ決めておいたり、1か月に副業で稼働する時間を自分のなかで制限したりして、プライベートとの両立を計画的にはかることが大切です。
働く曜日や時間が決まっている案件を探して受注することで、スケジュールに則った稼働が可能になります。
変則的な勤務が発生する案件は避けて、自分の希望やライフスタイルに合わせた案件を請け負うように意識すると良いでしょう
副業でフリーコンサルタントになるデメリット②:本業に支障が出る
副業のコンサルとして働く時間が長くなりすぎたり、生活のなかで副業の比重が重くなりすぎたりすると、本業に支障が出てしまいかねません。
本来もっとも注力しなければならないはずの本業に支障が出ると、会社から期待されている成果を上げられずに評価が下がる可能性があります。
また、疲労が抜けずに体調不良を引き起こすことも考えられるでしょう。
フリーランスは自分の気持ちひとつで仕事を受けられるため、提示された仕事を次々と請け負っているうちに、気がつくとハードスケジュールになってしまうことも考えられます。
あくまでも副業であることを十分に注意したうえで、本業に支障が出ない範囲でフリーコンサルタントとしての仕事を引き受けることが大切です。
もし副業でフリーコンサルタントとして得る報酬が収入のメインになり、労働時間や年収なども考慮して本業よりも条件が良いと判断した場合は、副業から本業化することを考えてみても良いでしょう。
副業でフリーコンサルタントになるデメリット③:税金関連の申請が面倒
副業でフリーコンサルタントになると、税金関連の申請が面倒になるというデメリットも発生します。
会社員の場合は、所属している会社が源泉徴収を処理して、支払わなければならない税金を計算してくれます。
また、多くの場合住民税や健康保険料などは給与から天引きになるため、自分で支払い手続きを行う場面は多くありません。
しかし、副業としてフリーコンサルタントを始めると、フリーコンサルタントで得た収入については会社の給与計算とは別に、自分で確定申告を行わなければなりません。
当年の1月1日~12月31日の1年間に得た収入と、副業にかかった経費を自分で取りまとめて税務署に申告し、収入に対して支払わなければならない税金を計算して納める必要があります。
20万円以上の副収入があるにもかかわらず確定申告を怠ると、脱税とみなされて追徴課税の対象となります。
副業で収入を得ている人は必ず申告しなければならないため、いずれ必ずやるべきこととして覚えておきましょう。
ここまで副業でフリーコンサルタントになるメリットとデメリットを紹介してきました。
Expertyではフリーのコンサルタント向けに高額報酬の案件を多数掲載しております。
副業でフリーコンサルタントになった場合の収入目安
続いて、副業でフリーコンサルタントになった場合の収入の目安をみていきましょう。
副業でフリーコンサルタントを行う場合、月にどのくらい時間を仕事に使えるかによって収入はかわります。
- フルタイム:月収70万円
- 土日のみ:月収30万円
- スポットのみ:月収10万円
コンサルティングする分野によっても多少異なりますが、フリーランスコンサルタント向けのマッチングプラットフォームを見てみると、フリーランスコンサルティングの1か月の単価は月収70万円程度が相場となっています。
本業化した場合は、年収800~900万円程度と考えられます。
ただし、副業として土日のみ稼働する週末限定のコンサルティングの場合は、月収30万円程度が相場です。
副業の場合は1週間のうち限られた時間のみをコンサルタントとしての仕事に割り当てるケースが多いため、週2回程度の副業を考えているのであれば月収30万円、年収360万円程度の収入を見込んでおくと良いでしょう。
また、週1回1時間程度のスポットでフリーコンサルタントとして働きたいと考えているのであれば、月収万円程度の案件が多いようです。
このパターンの場合は、副業としての収入は年収120万円になります。
副業でフリーコンサルタントになった場合の収入は、稼働日数や案件の難易度・規模感、自身のフリーコンサルタントとしてのスキルや実績などによっても大きく異なります。
副業としてどの程度収入を得たいのか、稼働時間はどのくらいを希望しているのかなど、複数の条件を考慮したうえで請け負う案件を選ぶことが大切です。
具体的な副業コンサルの事例と報酬
副業でコンサルをする場合は、どのくらいの時間を副業にあてることができるかが、非常に重要なポイントとなります。
副業のコンサルでどのような働き方があるのか事例を元に確認していきましょう。
・稼働率50%以下の案件
上記はExpertyで2024年6月時点で紹介している案件です。
稼働率に応じて報酬を相談できる内容となっており、副業の場合でも稼働時間がマッチすれば対応が可能な案件となります。
月額報酬は50万円前後が見込まれる可能性がある案件です。
・単発(スポット)でのコンサル案件
引用:ビザスクlite
ビザスクlite、ビザスクexpertでは、単発のコンサル案件を紹介しています。
上記は、1回のスポットコンサルで30,000円〜60,000円の報酬が期待できる案件です。
しかし実際は30%の手数料が引かれるので、21,000円〜42,000円程度となります。
副業としては参入障壁も低いためおすすめのサービスです。
他、以下の記事でコンサル案件の紹介をしているプラットフォームを複数社紹介していますので、参考にご覧ください。
【関連記事】コンサル案件紹介のエージェントサービス
副業でコンサルタントになる方法とは?
副業でフリーコンサルタントになりたいと思っても、依頼を受けられなければ副業収入は得られません。
どのように案件と獲得していくのか、副業でコンサルタントになる方法を3つご紹介します。
まずはおすすめの方法から取り組み、徐々に自力での案件獲得にも挑戦してみましょう。
- ①フリーコンサルタント紹介エージェント・プラットフォームに登録する
- ②知人・友人から案件を獲得する
- ③HP・SNS等で営業活動を行う
【おすすめ】フリーコンサルタント紹介エージェント・プラットフォームに登録する
副業でコンサルタントになる方法としてもっともおすすめなのが、フリーコンサルタント紹介エージェントやプラットフォームに登録して自分に合った案件を紹介してもらう・探す方法です。
フリーランスのコンサルタントとして活躍するためには、コンサルティングの実績を積んで「選ばれるコンサルタント」にならなければいけません。
エージェントに登録することで自分の持つスキルや経験に合った仕事を紹介してもらえるため、案件を探すための営業活動にかかる手間を削減でき、自分の得意分野における実績を積み重ねやすくなります。
また、エージェントやプラットフォームが面倒な契約手続きを代行してくれるため、自分でクライアントとの契約手続き等を行わなくて良いのも嬉しいポイントです。
契約手続きをはじめとした事務処理はフリーランスがつまずきやすいプロセスの一つでもあります。
これから副業としてコンサルタントになりたいと考えているのであれば、まずは面倒な手続きを任せられるエージェントやプラットフォームに登録するのがおすすめです。
サービスによって得意な案件が異なるため、最初は自分の得意分野に強みを持つサービスに登録しておき、慣れてきたら少しずつ登録数を増やしながら使い分けていきましょう。
知人・友人から案件を獲得する
副業のフリーコンサルタントとして仕事を探す手段の一つとして、知人・友人から案件を紹介してもらう方法もあります。
人脈を駆使してコンサルティングを必要としている企業を紹介してもらえれば、営業活動を行う手間をかけずに案件を獲得できる可能性があります。
知人や友人からの紹介は、エージェントやプラットフォームなどのように仲介手数料がかからないため、提示された報酬を丸ごと得られるのがメリットです。
また、従来から交流がある相手との仕事であればお互いの人となりを理解しているため、スムーズに仕事に入りやすい側面もあるでしょう。
ただし、副業のコンサル関連の知人と交流を持つことにはリスクもあります。
過去のクライアントに仕事を紹介してもらう場合に、本業で所属している会社との契約違反やマナー違反に当たるケースがあるためです。
法律に違反していなくても、業界の慣習として仕事を紹介してもらうことに問題がないかどうかを十分確認したうえで、知人や友人からの紹介を受けるように注意しましょう。
HP・SNS等で営業活動を行う
自分でHPを作って仕事を募集したり、SNSアカウントを運用して営業活動を行ったりして案件を獲得する方法もあります。
近年では多くのフリーランスが自分のHPやSNSアカウントを所有し、案件獲得につなげています。
HPやSNSアカウントを通じて新たな人脈を築けたり、同業者と交流するなかでコンサルタントとして働くうえでのヒントが得られたりすることもあるでしょう。
一方で、HPの作成やSNSの運用には手間がかかるというデメリットもあります。
HPを自分で作成できない場合は専門業者に委託する必要があることから、初期コストがかかる点にも注意が必要です。
HPを見てもらうためにはアクセスアップのための宣伝も必要になるため、想像以上の手間が発生する可能性も考慮しておきましょう。
HPの開設やSNSアカウントの運用開始から、具体的な案件獲得につながるまでには長い時間がかかることも多いため、すぐに仕事を始めたいと考えている人には不向きな方法だといえます。
他の方法と並行して取り組みましょう。
まとめ
副業としてフリーコンサルタントになると、専門知識を活かして収入源を増やしたり本業化を目指したりすることが可能です。
とはいえ、知人・友人の紹介やHP・SNSの運用経由で仕事を探すのはリスクもあり、手間もかかります。
副業としてフリーコンサルタントを始めたい人は、コンサルティングプラットフォームのExpertyの利用がおすすめです。
下記の4つの特徴で、働き方の希望に合ったコンサルティング業務をご紹介・マッチングします。
特徴①:月200万円クラスの高額案件多数
大手・上場企業100社以上の課題解決を推進するコロニーの直請け案件がメインのため、月200万円クラスの高額案件も多数あります。
特徴②:豊富な案件ジャンル
新規事業案件をはじめ、業務改善・IT/PMO・人事・マーケティング・エンジニア・デザインなど幅広いジャンルの案件をご紹介・マッチングします。
特徴③:9柔軟な稼働が可能
スポット・週1日・週3日・フル稼働などご希望に沿った案件紹介で、副業にも対応可能です。
特徴④:安心の継続率とサポート体制
ご登録者の90%が継続して案件を獲得しています。また、コンサルタント未経験者でもコンサルティングファームのコロニー株式会社が手厚くサポートいたします。
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記事監修者の紹介
アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。