【2024年6月】DXコンサルタントの仕事内容・必要なスキルを解説!具体的な案件事例あり

DXに取り組む企業が増えるにつれ、DXコンサルの需要も高まっています。

DXとは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略で、企業がビジネスの変化にデジタルを技術を活用して変革することを言います。

【参考】デジタルトランスフォーメーションとは?|経済産業省

しかし、便利なデジタルツールを取り入れただけでは、DXとはいえません。

ツールを使いこなして業務フローを改善したり、新たなビジネスを生み出したりして、はじめてDXに成功したといえます。

社内にデジタルツールに詳しい人材がいなければ、DXコンサルタントが必要です。

本記事では、DXコンサルタントの具体的な仕事内容やキャリア、必要なスキルを紹介します。

また、DXコンサルの具体的な案件の事例や、プロジェクトを成功させるポイントも解説しています。

DXコンサルに向いている方の経歴も紹介するので、転職の際にお役立てください。

DXコンサルタントとは?仕事内容やキャリアについて解説

DXコンサルタントとは?仕事内容やキャリアについて解説

DXコンサルとは、DXを推進するコンサルタントです。

コンサルタントの役割は、企業や組織の経営課題に対して、問題特定、解決策の策定を行い目標達成をサポートします。

DXコンサルタントはDXを促進する企業や組織のサポートを行い、企業の業務改善や競合との競争力強化を図ります。

昨今、エンジニアやITコンサルなどさまざまな専門知識を持つ人が、DXコンサルに転職しています。

ここでは、DXコンサルの仕事内容や、キャリアについて解説します。

DXコンサルとは?主な仕事内容

DXコンサルの役割は、企業に必要なツールを提案し、導入や運用方法をサポートすることです。

そもそもDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITなど新しい技術を使い、業務フローを改善したり、新しいビジネスモデルを創出したりする取り組みを指します。

DXを効率よく進めるには、企業の課題を見つけ、どのように改善するかを考えることが大切です。

計画を練ってはじめて、適切なツールやソフトを導入し、活用できるようになります。

なお、DXコンサルと似た仕事がITコンサルです。ITコンサルはITツールを用いた業務改善を提案しますが、対応する範囲は限定されます。

DXコンサルの仕事は企業全体の課題解決であり、ITコンサルよりも対応範囲は広い傾向です。

DXコンサルタントのキャリアとは?

DXに取り組む企業が増えると、DXコンサルの需要も伸びていきます。

需要が多い分、さまざまなキャリアの人がDXコンサルへ参入するようになりました。

例えば、ERPパッケージであるSAPの導入経験を持つエンジニア、SIerでの勤務経験があるエンジニアなどがDXコンサルに転身しています。

エンジニア以外でも、ITコンサルやシステムアナリスト、データアナリスト、プログラマーなどからDXコンサルになる人も見られます。

経営コンサルからDXコンサルに転身する人も少なくありません。

DXコンサルには、経営と技術に関する両方の専門知識が求められるためです。

ただし、経営コンサルの人は、技術的な知識を別途勉強する必要があります。

DXコンサルからキャリアアップするなら、大手事業会社に転職してCSOやCIO候補のポジションに収まる、より規模の大きなコンサルファームに移る、といった選択肢があります。

所属するコンサルファームで、マネージャー、パートナーへと出世を目指すことも可能です。

営業力のある人、人脈のある人ならば、独立してフリーのDXコンサルとしても活躍していけます。

コロニー株式会社ではフリーでコンサルタントをしている方に月額200万円の案件含むコンサルのお仕事をマッチングするExpertyを運営しています。

フリーのコンサルが一番苦戦する、営業や集客を省略して案件にコミットしたい方に好評です。

DXコンサルタントに必要なスキルとは?

DXコンサルタントに必要なスキルとは?

一般的なコンサルと同じく、DXコンサルにも実務経験と実績は必須です。

クライアントの課題を解決するためには、深い専門知識も欠かせません。

また、課題を見つけ出したリクライアントに説明したりする際には、論理的思考力も問われます。

DXコンサルに必要なスキル①:実務経験と実績がある

DXコンサルは需要が多く、ライバルも多いものです。

努力次第では未経験でも案件を獲得できますが、実務経験と実績をアピールできた方が有利です。

とりわけコンサルファームの出身者は、ネームバリューを武器にすると仕事を得やすいと考えられます。

コンサルファーム出身者は、実務経験を手広く積んでいます。

一般のアナリストやアソシエイトとして案件を経験しつつ、提案資料の作成や課題の分析方法などのスキルを身につけられます。

さらにマネージャーなどへとポジションを高めていくと、マネジメントやクライアントとのやり取りも経験可能です。

なお、コンサルファーム以外にも、SEやIT関連の技術営業のノウハウもDXコンサルに活かせます。

DXコンサルに必要なスキル②:専門知識がある

DXコンサルには、ITツールなどに関する深く体系的な専門知識が求められます。

OSを含むソフトウェア、ハードウェア、インフラ環境、プログラミングなどさまざまなデジタル関連の知識を身につけましょう。

また、クライアントの業界に関する知識もあった方が、適切な提案につながります。

技術は日々進歩しているため、ビッグデータやクラウドなどトレンドの情報を収集する努力も必要です。

近年は、オウンドメディアやECサイトを運営する企業が増えました。

UX/UIの知識もあれば、ユーザビリティを向上させる提案が可能です。

業務フローの改善から収益アップまで、幅広い課題を解決するために専門知識を磨きましょう。

DXコンサルに必要なスキル③:論理的思考力がある

クライアントの課題を見つけ、提案し、納得してもらうためには論理的思考力が必要です。

課題はクライアント自身も理解できていない場合が多いものです。

クライアントの話を聞き取り、データを分析してようやく課題が見つかります。

課題解決の方針を提案する際も、論理性が求められます。

企業に課題解決に動いてもらうには、わかりやすい説明が必要です。

しかし、IT関連などには専門的な用語も多く、筋道を立てて話を進めないと内容がわかりにくくなってしまいます。

相手のレベルを判断し、伝え方も考える必要があります。

さらに、提案に納得してもらえないときはどの部分がネックであるかを判断し、改善案を考えなければなりません。

このように、DXコンサルの仕事の大部分には、論理的思考力が求められます。

DXコンサルタントになりやすい方の3つの特徴

DXコンサルタントになりやすい方の3つの特徴

経歴によっては、DXコンサルへのなりやすい場合があります。

ITコンサルファームで勤務経験がある人、技術営業やSEの経験がある人は、DXコンサルに転職しやすい傾向があります。詳細を以下で解説します。

DXコンサルになりやすい方①:ITコンサルファームでの勤務経験がある

ITコンサルファームでの勤務経験があれば、ネームバリューや経験値、知識をアピール可能です。

コンサル案件にはさまざまなジャンルがあります。

ITコンサルファームであれば、総合系コンサルファームで勤務するよりも、DXで必要とされる専門性を効率よく磨けます。

ITコンサルファームは、ITを使った業務フロー改善や課題解決などが得意です。

ITコンサルの仕事内容は、ITツールを使った戦略から、ツールの導入支援、システムの企画や開発、システム構築のマネジメントなど多岐にわたります。

しかも、コンサルファームには多くの案件が集まるため、クライアントの業界を問わず案件に関われます。

ITコンサルとして得た豊富な専門知識と経験を武器に、DXコンサルとして活躍しましょう。

DXコンサルになりやすい方②:技術営業の経験がある

技術営業の経験がある人も、DXコンサルに向いています。

技術営業を経験してきた人は、専門性とコミュニケーション能力の両方を備えているためです。

技術営業とは、技術的なプレゼンを得意とする営業です。

技術営業にはもともと技術出身の人が多く、専門的で論理的な説明を得意とする人が多く見られます。

加えて、コミュニケーション能力を活かせば、クライアントと打ち解け、深いやり取りが可能です。

また、クライアントの要望を取りまとめる能力も、技術営業出身者は優れている傾向があります。

また、技術営業の経験者は、多くのクライアントの課題に向きあってきています。

過去の知見を活かせば、課題を洗い出しやすくなるでしょう。

DXコンサルになりやすい方③:SEの経験がある

SEとITコンサルは、業務内容が似ています。

そのためITコンサルと同じく、SEもDXコンサルへの転身は比較的容易です。

SEは、要件定義からシステム設計、開発スケジュールの作成や実装、テストに至るまで幅広い内容を請け負います。

運用・保守などの工程もSEの仕事です。

運用・保守で得たトラブル解決の経験は、DXコンサルでも役立ちます。

SEがDXコンサルになるには、マネジメント経験があると有利です。

コンサルは自ら手を動かさず、人を動かして課題を解決に導くためです。

また、上流工程でクライアントと直接やり取りをした経験も、コンサルでは重視されます。

上流工程とは、企画・提案・要件定義などです。

クライアントの要望に触れるSEの上流工程は、コンサルに近い役割といえます。

【2024年6月】DXコンサルの具体的な案件事例を紹介

コロニー株式会社が提供しているフリーコンサル向け案件紹介の「Experty」から具体的な案件を紹介します。

なお、紹介している情報は、2024年6月25日時点の内容ですので、リアルタイムの案件を知りたい方はこちらから、Expertyへ登録して確認してください。

・某自動車部品メーカー:人材育成施策推進支援

月額報酬:130万〜160万円

業務内容:社内で推進しているDX人材(デジタル活用推進を主導的に進める人材)の育成支援として、高度人材育成計画、教育、開発に関するプロジェクトを伴走的に支援する。

・DX人材育成制度の構築支援(ファシリテーションや資料作成、アドバイス) 

・AI活用推進活動の支援(資料チェックやアドバイス) 

・複数社員の1on1を通した育成(ビジネススキルのメソッドや事例紹介、コーチング)

・某小売業:CRM関連プロジェクト推進 セキュリティ統括

月額報酬:100万〜120万円

業務内容:企業が推進するDX施策に応じて、CRM、データ分析、共通ポイント等の各システムの開発プロジェクトを企画からローンチまで推進。

顧客側でプロジェクトを推進出来る人員が必要となっている。

本ポジションは、セキュリティ統括のリーダーポジションとして以下を担う。

セキュリティ部門とのコミュニケーション窓口

・セキュリティ課題の管理/ナレッジ化、現実的な対応策の検討

横断的なプロジェクトのセキュリティ対応

チームメンバーのまとめ役とするリーダーポジション

DXコンサルタントのKSF(成功要因)とは?

DXコンサルタントのKSF(成功要因)とは?

DXコンサルの成功要因(KSF: Key Success Factors)を把握しておくことはコンサルタントとしても非常に大切です。

成功要因の基本として、コンサルタントは企業のビジネスと業界特性を深く理解することが重要です。

情報をしっかり把握することで、適切なデジタル戦略を立てることができます。

また、コンサルタントは、技術だけでなく、組織変革を支援する能力も求められます。

従業員のスキルアップやマインドセットの変革を促進することで、デジタル技術の導入効果を最大化し、継続的なサポートと改善提案を行うことで、長期的に支援することができます。

変化が激しい中で迅速に適応し、常に最新の情報を提供できることが、DXコンサルの価値を高めます。

企業の事業を成功させるためにコンサルタントはスキル、組織改革、最新の情報を駆使して最大限サポートすることが求められます。

まとめ|DXコンサルタントの仕事内容・必要なスキルを解説!

DXコンサルタントは、企業のデジタル化を推進し、事業の成長や生産性向上をサポートする仕事です。

様々なコンサルタントがDXコンサルタントへ転職している背景から、重要性や役割を解説しました。

フリーのDXコンサルタントが特に苦戦するのは、案件の獲得です。

DXコンサルとして少しでも早く案件にコミットしたい方には、コンサルティングプラットフォームのExpertyの利用がおすすめです。

下記の4つの特徴で、働き方の希望に合ったコンサルティング業務をご紹介します。

特徴①:月200万円クラスの高額案件多数

大手・上場企業100社以上の課題解決を推進するコロニーの直請け案件がメインのため、月200万円クラスの高額案件も多数あり

特徴②:豊富な案件ジャンル

新規事業案件をはじめ、業務改善・IT/PMO・人事・マーケティング・エンジニア・デザインなど幅広いジャンルの案件をご紹介

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記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。