PMOにおすすめ資格を5つに厳選!メリットや取得ステップ、キャリアパスなどを解説

プロジェクト管理の世界で活躍したい、でもどうすればいいのかわからない。

そんなときは、PMO資格の取得をお勧めします。

PMO資格は、スキルを証明し、キャリアアップの可能性を高めます。

本記事では、PMO資格の種類や特徴、取得のメリット、そして具体的な取得ステップまで解説します。

PMOの資格とは

PMOの資格とは、プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)の専門知識とスキルを証明するものです。

PMOとは「Project Manegemet Office 」の略で、プロジェクトマネジメントの支援を行う部門を指しますが、PMOで任務するコンサルタントをPMOと呼ぶことが多いです。

PMOは、プロジェクト管理の分野では、重要な役割を果たす人物です。

その能力を客観的に評価し、認定する制度が資格なのです。

また、PMOは複数のプロジェクトを統括し、組織全体の成果を最大化する要です。

その役割の重要性が高まるなかで、資格の需要も増しています。

資格取得は、PMOとしての専門性を高める良い機会といえるでしょう。

なぜなら、体系的な学習を通じて、プロジェクト管理の最新トレンドや効果的な手法を習得できるからです。

さらに、資格は自身のスキルを客観的に示す指標となり、キャリアアップの際も有利に働きます。

PMO資格の種類と特徴

PMO資格にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。

ここでは、主要な5つの資格について解説します。

PMOスペシャリスト認定資格

 
項目 内容
主催団体 一般社団法人日本PMO協会
試験日程 随時(オンライン受験)
受験資格 指定のプロジェクトマネジメント関連資格保有者、または指定教材での学習修了者
受験料 14,300円(税込)
※一般初回の受験の場合
合格基準 正解率75%以上
合格率 非公開
公式サイト https://www.npmo.org/pmo-s-single/

PMOスペシャリスト認定資格は、PMOの基礎知識を証明する資格です。

プロジェクト管理の基本から、リスク管理、コスト管理まで幅広く学べます。

難易度は中級レベルで、実務経験者向けの内容となっています。

プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格

 
項目 内容
主催団体 一般社団法人日本PMO協会
試験日程 随時(オンライン受験)
受験資格 指定教材での学習修了者
受験料 14,300円(税込)
※一般初回の受験の場合
合格基準 正解率75%以上
合格率 非公開
公式サイト https://www.npmo.org/pjma/

この資格は、プロジェクトマネジメントの基礎を学ぶ入門レベルの資格です。

プロジェクト管理の基本的な知識やスキルを習得できます。

難易度は比較的低めで、初心者でも挑戦しやすい内容です。

プロジェクトマネージャー試験(IPA)

 
項目 内容
主催団体 独立行政法人情報処理推進機構
試験日程 年1回(10月)
受験資格 なし
受験料 7,500円(税込)
合格基準 午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰで各60%以上、午後ⅡでランクA判定
合格率 13~15%
公式サイト https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/pm.html

プロジェクトマネージャー試験は、高度なIT知識とプロジェクト管理能力を問う国家資格です。

難易度は高く、実務経験者向けの内容となっています。

合格率の低さからも、その難しさがうかがえます。

PMP(Project Management Professional)

 
項目 内容
主催団体 Project Management Institute (PMI)
試験日程 随時
受験資格 学歴に応じた実務経験と35時間の教育
受験料 655 USD
※非会員の場合
合格基準 非公開(60%以上の正答率が目安)
合格率 非公開
公式サイト https://www.pmi.org

PMPは、国際的に認知度の高いプロジェクトマネジメント資格です。

難易度は高く、豊富な実務経験が求められます。

グローバルに活躍したい方におすすめの資格です。

ITIL Foundation

 
項目 内容
主催団体 PeopleCert
試験日程 随時
受験資格 なし
受験料 35,200円(税込)
合格基準 65% (40問中26問正解)
合格率 非公開(50~60%程度が目安)
公式サイト https://www.axelos.com/certifications/itil-service-management/itil-4-foundation

ITIL Foundationは、ITサービスマネジメントの基礎を学ぶ資格です。

難易度は比較的低めで、IT業界での経験が浅い方でも挑戦しやすい内容となっています。

PMO資格取得のメリット

PMO資格を取得すると、さまざまなメリットが得られます。

ここからは、主なメリットをご紹介します。

キャリアアップにつながる

PMO資格は、自分自身のキャリアを大きく飛躍させることにつなげられます。

資格取得により、プロジェクト管理のプロフェッショナルとしての地位を確立できるでしょう。

また、組織内での評価が高まり、より重要な役割を任されるようになるでしょう。

たとえば、複数のプロジェクトを統括するポジションへの昇進や大規模なプロジェクトのリーダーに抜擢されるなど、新たなチャンスが広がります。

専門知識とスキルの向上につながる

PMO資格の取得過程で、プロジェクト管理に関する深い知識を身につけられます。

体系的な学習を通じて、これまで気づかなかった視点や最新の手法を学べるわけです。

たとえば、リスク管理の新しいアプローチや効率的なリソース配分の方法など、実践的なスキルが身につきます。

これらの知識は、日々の業務で即座に活用できるでしょう。

資格取得は、自己成長にも最適といえます。

転職や就職時に有利になる

PMO資格は、転職市場でも武器になるケースがあります。

多くの企業が、特にプロジェクト管理のスキルを重視する業界では、資格の有無が採用の決め手になることもあるでしょう。

そのため、履歴書やポートフォリオに資格を記載して専門性をアピールしてみてください。

面接では、資格取得の経験を通じて学んだことを語ると好印象を与えます。

給与や報酬がアップする

PMO資格の取得は、収入アップにつながる可能性が高いです。

企業によっては資格保有者に対して優遇措置を設けているからです。

フリーランスとして働く場合も、資格は大きな強みとなります。

クライアントからの信頼度が高まり、より高額な報酬を得られる可能性が広がるのです。

このように、資格取得は、経済的なメリットも大きいと言えるでしょう。

PMO資格取得への6ステップ

PMO資格の取得は、計画的に進めることがポイントです。

ここでは、資格取得までの6つのステップを詳しく解説します。

ステップ1:資格選びと受験資格を確認する

最初のステップは、自分に合った資格を選ぶことです。

資格を選ぶ際は、まず受験の目的を明確にしましょう。

たとえば、キャリアアップが目的の場合は、業界で評価の高い資格を選ぶと効果的です。

一方、スキルアップが目的であれば、自分の弱点を補強できる資格がおすすめです。

資格の難易度や試験日程も重要なポイントです。

初心者であれば、まずは入門レベルの資格から始め、徐々に上位資格に挑戦していくのが良いでしょう。

また、仕事やプライベートとの両立を考慮し、無理のないスケジュールで受験できる資格を選ぶことも大切です。

さらに、受験資格の確認も忘れずに行いましょう。

一部の資格では、実務経験や特定の事前学習が必要な場合があります。

早めに条件を確認し、必要な準備を整えることで、スムーズに受験に進むことができます。

ステップ2:学習計画を立てる

資格選びが済んだら、具体的な学習計画を立てます。

試験日から逆算し、必要な学習時間を見積もりましょう。

日々の仕事や生活リズムを考慮し、無理のない計画を立てることがポイントです。

具体的には、週単位で学習内容を決め、毎日少しずつ進めていく方法がおすすめです。

たとえば、「平日は1日1時間、休日は3時間」といった具合です。

ステップ3:効果的な学習方法を実践する

効果的な学習を進めるためには、まず適切な教材選びが重要です。

たとえば、NPMO認定教材は試験範囲を網羅しているため、効率良く学習を進めるのに役立ちます。

これに加えて、補助教材や過去問題を活用すると、理解をより深めることができます。

特に過去問題は、出題傾向や難易度を把握するのに適しており、繰り返し解くことで試験内容への理解が向上します。

また、オンラインコースやセミナーを利用するのもおすすめです。

専門家の解説を聞くことで、独学では気づけないポイントを理解できるでしょう。

ただし、学習方法は人それぞれです。

自分に合った方法を見つけ、継続することが成功への鍵となります。

たとえば、通勤時間に音声教材を聴くなど、隙間時間を有効に活用することで、忙しい日々の中でも効率的に学習を進めることができます。

ステップ4:模擬試験を受ける

試験本番に向けて、模擬試験を受けることをおすすめします。

模擬試験は、試験形式に慣れるだけでなく、自分の弱点を把握する良い機会です。

本番さながらの環境で受験することで、時間配分の練習にもなります。

模擬試験を通じて苦手な分野が明らかになった場合は、その分野を集中的に強化しましょう。

たとえば、苦手な問題を繰り返し解いたり、関連する参考書を活用して知識を補完したりするのが効果的です。

さらに、模擬試験の結果をしっかりと分析することが大切です。

結果をもとに、効率的な学習計画を立てて、本番での得点力を高めていきましょう。

ステップ5:受験申し込みと試験当日の準備

受験申し込みは早めに済ませましょう。

申し込み期間や必要書類を確認し、漏れのないよう準備します。

オンライン申請が多いですが、システムトラブルに備え、余裕を持って手続きを行いましょう。

もちろん、試験当日の準備も大切です。

会場の場所や所要時間を事前に確認し、遅刻のないようにしましょう。

持ち物リストを作成し、前日にはすべてを揃えておくのがベストです。

ステップ6: 合格後の手続き

試験に合格したら、次のステップとして必要な手続きを速やかに進めましょう。

多くの資格では、合格後に認定手続きが求められます。

期限内に必要書類を提出し、認定料を支払うなど、指定された手続きを忘れずに行いましょう。

認定証が届いた際には、大切に保管してください。

また、資格によっては更新制度がある場合があります。

更新時期や条件をあらかじめ確認し、必要な準備を進めておくことが重要です。

さらに、資格の維持や活用のためには、継続的な学習や実務経験が必要となる場合があります。

これらを計画的に進めることで、資格の価値を最大限に活かすことができます。

PMO資格取得後のキャリアパス

PMO資格取得後のキャリアパスは、多岐にわたります。

ここでは、主な3つのキャリアパスについて解説します。

PMOスペシャリストとしての役割を果たす

PMO資格を取得すると、組織内でPMOスペシャリストとして活躍する機会が増えます。

この役割では、プロジェクト管理の専門知識を活かし、複数のプロジェクトを効率的に推進する重要なポジションを担います。

具体的な業務内容としては、プロジェクト間の調整やリソースの最適な配分、リスク管理が挙げられます。

また、経営層とプロジェクトチームの橋渡し役として、組織の戦略と各プロジェクトの方向性を一致させることも求められます。

このため、強いコミュニケーション能力や問題解決力が必要です。

さらに、PMO資格で学んだ知識を実務で活用することで、プロジェクトの成功率を高めるだけでなく、組織全体の効率化や戦略実現にも寄与することができます。

PMOスペシャリストとして組織に価値を提供し、キャリアアップの基盤を築くことが期待されます。

上位資格へのステップアップする

PMO資格の取得は、キャリアをさらに発展させるための第一歩に過ぎません。

次のステップとして、より高度な資格の取得を目指すことも有力な選択肢です。

たとえば、PMP(Project Management Professional)やITIL Expertといった上位資格があります。

これらの資格は、プロジェクト管理やITサービス管理における深い専門知識や豊富な実務経験が求められますが、取得することで得られるメリットも非常に大きいです。

難関資格を取得することで、プロフェッショナルとしての信頼性を高めるだけでなく、キャリアの幅を大きく広げることが可能です。

さらに、これらの資格は国際的にも評価が高く、グローバルな舞台で活躍するための強力な武器となります。

資格取得後も学び続け、さらなる成長を目指すことで、PMOスペシャリストとしての価値をさらに高めることができるでしょう。

フリーランスPMOとして活動する

PMO資格を取得すれば、フリーランスとして活動する道も開かれます。

近年、多くの企業がプロジェクト管理の専門家を必要としており、PMO人材への需要は高まっています。

そのため、フリーランスPMOとしての活躍の場は非常に広がっています。

フリーランスPMOの魅力は、多様なプロジェクトに携われることです。

異なる業界や規模の企業での経験を通じて、幅広い知識とスキルを身につけることができ、スキルアップのスピードも速まるでしょう。

しかし、フリーランスとして成功するためには、プロジェクト管理スキルだけでなく、ビジネススキルも必要です。

案件の獲得や契約交渉、クライアントとのコミュニケーションなども求められます。

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PMO資格取得に関するよくある質問

PMO資格取得を考える際、多くの方が疑問を抱えるものです。

ここでは、よくある質問とその回答をご紹介します。

初心者におすすめのPMO資格は?

初心者には、PMOスペシャリスト認定資格がおすすめです。

この資格は、PMOの基礎知識を幅広くカバーしています。

難易度も比較的低めで、プロジェクト管理の経験が浅い方でも挑戦しやすいでしょう。

また、プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格も良いでしょう。

こちらは、プロジェクト管理の基礎を学ぶのに適しています。

これらの資格を取得後、PMP(Project Management Professional)やITIL Expertなどのより高度な資格にステップアップするのが理想的です。

勉強時間はどのくらい必要?

必要な勉強時間は、個人の経験や学習能力によって大きく異なります。

一般的に、PMOスペシャリスト認定資格の場合、2〜3ヵ月程度の準備期間が必要とされます。

1日1〜2時間、週10〜15時間程度の学習を継続できれば、十分な準備ができるでしょう。

ただし、これはあくまで目安です。

自分のペースで無理なく学習を進めることが大切です。

PMOの未経験者は資格が必要?

PMOの未経験者にとって、資格は必須ではありません。

実際、ポテンシャル採用として、未経験者を採用する企業も増えています。

しかし、資格を持っていれば、採用時に大きなアドバンテージとなるのは間違いありません。

資格は、あなたのプロジェクト管理に対する理解と熱意を示す良い指標となります。

特に転職を考えている方には、資格取得をおすすめします。

ただし、資格だけでなく、実務経験も重要視されます。

未経験からPMOを目指す場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。

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まとめ

PMO資格は、プロジェクト管理のプロフェッショナルとしてのスキルを証明できます。

資格取得により、専門知識の向上やキャリアアップ、さらには収入アップにもつながるでしょう。

資格取得後は組織内でのPMOスペシャリストとしての活躍や、より上位の資格へのチャレンジ、さらにはフリーランスPMOとしての独立など、選択肢は多岐にわたります。

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記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。