情シスコンサルティングとは?役割や注目されている理由を解説!

「情シスコンサルティングとは?」
「情シスコンサルティングの需要が高まっている理由とは?」
と疑問をお持ちの方はいませんか。
企業の情報システム部門を対象に専門知識を提供する情シスコンサルティングは、サポート内容によっていくつかの種類に分けられます。
今回の記事では、情シスコンサルティングの基礎知識をはじめ、注目されている理由、サービスを提供している企業例などを解説します。
情シスコンサルティングの求人情報を扱うエージェントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
情シスコンサルティングとは?

まずは情シスコンサルティングの基礎知識について確認していきましょう。
そもそも情シスとは
そもそも「情シス」とは何を指すのでしょうか?
情シスとは、企業に設置されている「情報システム部」の略称です。
情報システム部では、企業が使用するネットワークやIT機器(パソコンなど)、業務システムなどの構築・運用を行います。
具体的な役割として以下が挙げられるでしょう。
- 社内システムを開発・管理
- IT機器の運用・管理
- ヘルプデスク
- セキュリティ対策
情報システム部が担う役割は、企業によって異なります。
情シスコンサルティングとは
それでは、情シスコンサルティングはどのようなサービスなのでしょうか?
情シスコンサルティングとは、企業の情報システム部をサポートするサービスのことです。
情報システム部が直面する課題を調査し、適切なアドバイスを行います。
情シスを効率的に管理するためには専門知識が欠かせません。
そのため、情シスコンサルティングは社内のリソースが不足している企業によって利用されることが多いです。
情シスコンサルタントとITコンサルタントの違い
情シスコンサルタントと同じく、ITを活用した助言を行う「ITコンサルタント」という職種があります。
情シスコンサルタントとITコンサルタントの違いは「対応領域」と言えるでしょう。
情シスコンサルタントは「情報システム部門」に特化したアドバイスを行うのに対し、ITコンサルタントはあらゆる経営課題を扱います。
ITコンサルタントについては、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:ITコンサルタントとは?激務?年収は?必要な資格やスキルも紹介
情シスコンサルティングの種類
情シスコンサルティングは、サポート内容によって以下の3種類に大別できます。
- 戦略コンサルティング
- システム導入コンサルティング
- 運用最適化コンサルティング
以下でそれぞれの詳細を確認していきましょう。
戦略コンサルティング
戦略コンサルティングでは、ITコンサルタントと同じような経営課題を対象とします。
クライアント企業のIT戦略を立案したり、長期的に助言を行ったりします。
クライアントの経営層と関わる機会も多く、経営に関する専門知識やビジネスセンスが求められる仕事と言えるでしょう。
システム導入コンサルティング
システム導入コンサルティングでは、具体的なシステムの導入を支援します。
例えば、ERPやCRMなどのシステムを導入したり、販売管理システムや会計システムなど個別のシステムを開発したりすることがあります。
運用最適化コンサルティング
運用最適化コンサルティングでは、既存システムの見直し・改善をサポートします。
既存システムを修正、もしくは新システムに取り替えることで、コスト削減や業務効率化、性能向上などを目指します。
それぞれのコンサルティングによって必要なスキルが異なるため、情シスコンサルタントを目指している方は自分の専門領域を明確にしておくことが大切です。
情シスコンサルティングが注目されている理由

それでは、どうして情シスコンサルティングが注目されているのでしょうか?
以下でその理由を確認していきましょう。
企業が客観的な視点を得られる
企業は情シスコンサルティングを活用することで、客観的な視点を得ることが可能です。
社内だけで情シスを管理しようとすると、既存の課題に気づけなかったり、適切な改善策が思いつかなかったりします。
そこでITの専門家である情シスコンサルタントの支援を得ることで、状況を大きく改善できるのです。
最近は特定の課題に対して客観的な助言を受けられる、スポットコンサルティングを利用する企業が増加しています。
最新の動向を取り入れられる
情シスコンサルティングは、最新動向を取り入れるのに有効です。
IT業界は日々変化しており、最新情報にキャッチアップするのに労力がかかります。
しかし、社内リソースが不足している場合や、別の業務に専念したい場合など、情報収集にまで手が回らない可能性があります。
そこで、最新情報に精通した情シスコンサルタントのサポートを得ることで、効率的に対応できるようになるのです。
業務効率化を実現できる
情シスコンサルティングが注目されている理由として、業務効率化を実現できるからということが挙げられるでしょう。
専門的な知識や技術を有する情シスコンサルタントのサポートを得ることで、企業は部門内の課題を効率的に改善できます。
業務効率化を実現できれば、業務のスピードと品質が向上するだけでなく、企業全体の成長にもつながるでしょう。
情シスコンサルティングを提供している企業例

ここでは、情シスコンサルティングを提供している企業例を紹介します。
情シスコンサルタントを目指している方は参考にしてください。
情シスコンサルティング株式会社
情シスコンサルティング株式会社は、2022年4月に設立された情シス専門のコンサルティング会社です。
同社は情シスを会社の「成長エンジン」と捉えており、攻めのIT戦略で企業成長の実現をサポートしています。
具体的なサービス内容は、IT戦略策定支援、情シス組織変革支援、情シスセミナー・研修などです。
システム発注に関する書籍も発売しているので、興味のある方は公式サイトをご確認ください。
クロス・ヘッド株式会社
クロス・ヘッド株式会社は、1992年9月に設立されたITコンサルティング企業です。
同社はクラウドをはじめとしたIT技術により、クライアントの事業競争力強化をサポートしています。
具体的なソリューションとして、クラウドサービス、情シス支援、DX推進支援、セキュリティ、監視・運用・保守などがあります。
情シス支援サービス「情シスSAMURAI」では、20年以上にも及んであらゆる業界のクライアントを支援してきました。
参照:クロス・ヘッド株式会社
リップル株式会社
2013年11月に設立されたリップル株式会社は、ITサポートのアウトソーシングやコールセンター事業を展開している企業です。
コールセンターをはじめ、サポートセンター、BPO、レンタルオフィス、サービスアシスト、システムアシストなどの幅広いサービスを提供しています。
システムアシストでは、ソフトの開発・設定、操作指導、導入後のサポートなど、総合的なサポートを行っています。
参照:リップル株式会社
アイチーム株式会社
アイチーム株式会社は、2006年1月に設立されたITベンチャー企業です。
同社では「IT企画サービス」・「アウトソーシングサービス」・「情シスソリューションサービス」の3つのサービスを中心にクライアントをサポートしています。
情シスソリューションサービスでは、情シス業務のアウトソーシングをはじめ、DX推進サービス、エンドユーザー側PMサービスなどを提供しています。
参照:アイチーム株式会社
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まとめ

今回の記事では、情シスコンサルティングの基礎知識をはじめ、注目されている理由、サービスを提供している企業例などを解説しました。
情シスコンサルティングとは、クライアント企業における情報システム部門の課題解決をサポートするサービスのことです。
業務効率化を実現できたり、客観的な視点を得られたりするため、情シスコンサルティングを導入する企業が増加しています。
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記事監修者の紹介
アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。