業務委託はやめた方がいい?メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説・コロニー株式会社

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近年、企業の副業解禁の動きに伴い、業務委託で働く方が増えています。

業務委託は、依頼された成果物や役務を提供することで、報酬が支払われる仕組みなので、副業として始めやすいメリットがあります。

その反面、トラブルが起きやすいと言われ、「業務委託はやめた方がいい」という声も耳にします。

そこで本記事では、業務委託のメリット・デメリットや、やめた方がいいと言われる理由について解説します。

副業を始めたい方や、フリーランスとして活動を考えている方は、案件の探し方や業務委託で働く際の注意点についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

業務委託はやめた方がいいと言われる理由7つ

業務委託は成果物を納品すれば報酬が支払われるため、副業として始めやすく、労働時間や場所の縛りもないため、自由に働ける特徴があります。

ですがその反面、「業務委託はやめた方がいい」という声も多く、人によって意見が様々です。

そこで本章では業務委託はやめた方がいいと言われる理由について7つ解説します。

・安定収入の保証がない

・自分で営業・交渉する必要がある

・計画的なスケジュール管理が必要

・自己成長が求められる

・福利厚生面が弱い

・税金・保険の諸手続きが発生する

・リスクマネジメントが必要

これから副業を始める方や、自分に合った働き方を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

安定収入の保証がない

業務委託契約は、雇用契約に比べて自由度が高いので、継続案件がもらえる保証がありません。

案件を獲得できなければ収入は0円です。

仮に案件を獲得しても業務内容と報酬が見合っていない可能性も考えられるため、「時給換算すると300円だった」という人もいます。

会社員とは異なり安定性が低い点は、業務委託の大きなデメリットでしょう。

自分で営業・交渉する必要がある

仕事の実績やスキルが優秀でも、継続案件をもらえるとは限りません。

そのため、常に営業活動や交渉をする必要があり、作業時間が圧迫されるケースもあります。

さらに、クライアントとの契約時には、自ら以下の項目を折衝し契約を締結する必要があります。

契約書で確認すべき主な項目

・業務委託料

・支払期間

・契約期間

・更新方法

・知的財産の所在

・秘密保持条項

・損害賠償

計画的なスケージュール管理が必要

業務委託は、案件の数をこなせば稼げるため、「気づいたら膨大な労働時間になっていた」「キャパオーバーになってしまった」という経験のある人は少なくありません。

また、納期ばかりにとらわれて成果物のクオリティが低かったり、過労による不注意で重大なミスを犯せば、クライアントから訴えられる可能性も考えられます。

自分のリソースを冷静に見極めた上で、計画的なスケジュールを立てる力が必要です。

自己成長が求められる

業務委託は、個人の実力がそのまま仕事の評価に反映されます。

また、副業を始める人は年々増えており、ライバルとの差をつけるためには、得意ジャンルや強みを持つことが重要です。

常にスキルアップを図り、積極的な姿勢を保ち続けなければ、稼ぎ続けることは難しいため「やめた方がいい」と言われています。

福利厚生面が弱い

雇用契約の場合、社会保険料や厚生年金保険に加入でき、さらに会社側が一部負担してくれます。

ですがフリーランスで業務委託契約を行っている場合、年金や保険料は全額自己負担なので、会社員よりも負担額が増えます。

ただでさえ収入が安定しにくいのに負担額が増えてしまえば、手元に残るお金はどんどん少なくなっていきます。

これに加え、有給・育児・介護休暇や、社内研修なども存在しないため、全て自力で対処しなければなりません。

税金・社会保険の諸手続きが発生する

業務委託で働く場合、会社員のように会社が年末調整や社会保険の手続きを代行してくれるわけではありません。

報酬は「給与」ではなく事業所得(または雑所得)として扱われるため、基本的に自分で帳簿をつけ、確定申告をして所得税を精算し、住民税・事業税・(条件次第で)消費税まで納める必要があります。

申告や納税を怠るとペナルティが発生します。たとえば確定申告をしない・遅れる・内容を誤ると、延滞税や無申告加算税、過少申告加算税、重加算税などが課され、結果として本来より多く支払うことになりかねません。

社会保険に関しても、組織に属さない場合は、国民健康保険・国民年金に加入する必要があります。

経費や売上、帳簿などの管理、社会保険の管理も自身で行う必要があります。

リスクマネジメントが必要

業務委託は、契約内容をよく確認し、トラブルを想定したリスクマネジメントを行う必要があります。

これまでに、「報酬が支払われない」「契約内容と違う金額が振り込まれる」「途中で作業内容が変更される」といったケースも起きているので、リスクマネジメントは重要な業務です。

特にフリーランスの場合、収入が不安定になりがちなので、トラブルを想定した対策や予防を行いましょう。

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そもそも業務委託契約とは?

本章では、業務委託契約の特徴について以下の3つを解説します。

・契約形態は3つ

・業務委託と会社員の違い

・業務委託とフリーランスの違い

業務委託契約で働くことを考えている方や、契約形態について不明な点がある方はぜひ参考にしてみてください。

業務委託の3つの契約形態

業務委託契約は、「請負契約」「委任契約」「準委任契約」の3つの契約形態があります。

【請負契約】

依頼を受けた者が仕事の完成を約束し、発注側が納品された成果物や結果に対して報酬を支払う契約形態です。

労働時間や業務の過程は問われず、「依頼した成果物が過不足なく納品されたかどうか?」が重視されます。

コンサルタント、プログラマー、ライター、デザイナーなどが請負契約を結ぶケースが多いです。

【委任契約】

委任契約は、法律行為を委託する契約です。

請負契約のように成果物に対して報酬が支払われるのではなく、法律行為(事実行為)を行えば、契約履行となり、仕事の評価が悪くても報酬が支払われます。

弁護士、司法書士、税理士などが委任契約を結ぶことが一般的です。

【準委任契約】

準委任契約は、法律行為でない業務を委託する契約で、「成果完成型」と「履行割合型」に大きく分けられます。

成果完成型は、法律行為でない委任業務の履行によって報酬が支払われ、履行割合型は、委託業務にかかった時間や工数を基準に報酬が支払われます。

コンサルタント、医者、プログラマー、ITエンジニアなどに多い契約形態です。

業務委託と正社員(会社員)の違い

会社員の場合、社員は会社との間に雇用契約を結びます。

雇用契約は、給料・賞与・社会保険などの待遇が保証されている内容が多いです。

さらに、社会保険や年金は、会社に一部負担してもらえる特徴があります。

フリーランスで業務委託契約を結んでいる場合、全て自分で負担しなければいけません。

ただし、業務委託は会社員のように会社の規則に則って仕事を行う必要がなく、労働時間や労働環境を自由に決められるメリットがあります。

それぞれの違いを把握して、自分に合った働き方を探してみてください。

業務委託とフリーランスの違い

業務委託は「契約の種類」を示す言葉で、フリーランスは「働き方」を示す言葉です。

どちらも「働き方」として認識する人が多いですが、言葉の定義が異なります。

フリーランスは、特定の組織・団体に所属せずに自由に仕事を行う人であり、業務委託契約で仕事を行うフリーランスの人口は年々増加しています。

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関連記事:フリーコンサル向けのおすすめエージェント比較!選ぶポイントとは?

業務委託のトラブル事例

業務委託のトラブル事例をいくつか確認しておきましょう。

・納期に関する認識違い

・修正対応の責任の所在

・支払内容・方法の認識違い

・機密情報の漏洩

・契約不履行

このように業務委託では、様々なトラブルが起こる可能性があります。

こういったトラブルが発生した際も自分で対応する必要があり、冷静に対処する能力が欠かせません。

業務委託のメリット4つ

本章では、業務委託で働くメリットについて、以下4つを紹介します。

・自由度が高い

・専門スキルを活かせる

・収入アップを見込める

・人間関係のストレスが少ない

本章の内容を参考に、自分の適性やライフスタイルに合った働き方をイメージしてみてください。

自由度が高い

業務委託では、自分のスケジュールや働き方を比較的自由に調整できます。

特定のプロジェクトやクライアントとの契約期間が終了すれば、次のプロジェクトに移るなど、柔軟な働き方が可能です。

好きな時間に好きな場所で働きたい方にとって、大きな魅力と言えるでしょう。

専門スキルを活かせる

資格保持者や専門性の高いスキルを持っている方は、案件を獲得しやすい傾向があります。

特筆したスキルを持っていない方でも、様々なクライアントと関わることで、幅広い業務経験やスキルを積むことが可能です。

業種や業態によって異なる課題に取り組むことで、自身の専門性を深める機会となります。

収入アップが見込める

業務委託は、成果に応じた報酬体系や時間単価の高さにより、収入アップを見込める場合があります。

成果物のクオリティや、業務への姿勢が評価されれば、クライアントに継続案件の依頼や、報酬金額の引き上げに応じてもらえる可能性があります。

また、自分のスキルや専門知識を最大限に活かしながら、効率的に働くことができる点も大きなメリットです。

人間関係のストレスが少ない

そのため、会社内の複雑な人間関係や、同僚との競争や組織内での対立が少ないので、その分ストレスも軽減される傾向があります。

ただし、業務委託でも、一定のコミュニケーションや調整が必要であり、クライアントと良好な関係を築くことは、仕事において大事な要素の一つです。

また、プロジェクトの性格やクライアントの求める仕事の性格によっては、ストレスを感じることもあります。

業務委託のデメリット4つ

本章では、業務委託で働くデメリットについて、以下4つを紹介します。

・継続的な受注の保証がない

・孤独・不安を感じやすい

・保険負担増・福利厚生がない

・法的リスクがある

「業務委託はやめた方がいい」と言われる理由について理解し、現実的に自分に合った働き方なのかどうか、見極めてみてください。

継続的な受注の保証がない

委託契約は、プロジェクトごとの一時的な雇用形態であるため、安定した収入や案件の継続が保証されていない場合がほとんどです。

特に仕事の依頼がない期間や、クライアントの予算やニーズの変化によって収入が不安定になる可能性があります。

孤独・不安を感じやすい

業務委託で働く場合、個人で業務を行うことが多いです。

特にリモートワークや自宅での作業が一般的な場合、横のつながりが少なくなり、孤独感を覚えやすいです。

また、継続案件や安定した収入が約束されていないことから、不安を感じる瞬間が多くなるでしょう。

保険負担増・福利厚生がない

業務委託契約者は、従業員としての雇用ではないため、自分で社会保険や福利厚生を整える必要があります。

フリーランスとして働く人の場合、全額自己負担なので、会社員より負担が大幅に増えることを覚えておきましょう。

また、健康診断なども自分で予約を行い、自費で受けることになります。

自治体が行っている、無料もしくは診察代の補助が出る健康診断を予約するなど、工夫して自己管理を行いましょう。

法的リスクがある

業務委託では、契約内容に違反した場合に法的リスクが伴うことがあります。

「途中で音信不通になる」「期日までに納品されない」「クライアントの情報を第三者に流した」といった理由で、トラブルになる可能性が十分考えられます。

案件の規模や報酬額によっては、訴訟につながるケースもあるので注意が必要です。

業務委託という働き方に向いている人の特徴

業務委託が向いている人は、以下のような特徴があります。

・専門スキルがある

・自己管理できる

・コミュニケーションが得意

・柔軟な働き方を好む

・学習意欲が高い

・事務作業にも対応できる

以下で、それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。

専門スキルがある

専門スキルがある方は、業務委託契約が向いているでしょう。

スキルや経験がある場合、業務委託の報酬が高い傾向にあり、効率的に収入を得られます。

加えて、納品物の質が高ければ継続的に依頼してもらいやすいです。

例えば、IT開発経験やマーケティング、ライティング、語学力、コンサルティングなど、専門的なスキルを身につけることをおすすめします。

自己管理できる

自己管理が得意な人は、業務委託での働き方が向いているかもしれません。

基本的に業務委託では、納期に間に合うのであれば、いつどこで仕事を進めても問題ありません。

しかし、自由度が高い分、自己管理能力が求められます。

例えば、納期ギリギリになってしまい徹夜で仕事に取り組む、昼夜逆転になってしまったなど、生活習慣に影響が及ぶ可能性もあります。

スケジュールをしっかりと立てて、健康的な生活を維持しながら仕事に取り組むことが大切です。

コミュニケーションが得意

業務委託が向いている方の特徴として、コミュニケーションが得意ということが挙げられるでしょう。

業務委託は1人で作業に取り組むイメージをもつ人も多いですが、職種や業務内容によってはクライアントとの頻繁なやり取りが発生するケースもあります。

リモートワークで業務に取り組む場合、オンラインミーティングやチャットツールでコミュニケーションを取る必要があり、相手への配慮が求められます。

柔軟な働き方を

柔軟な働き方を求める人は、業務委託と相性が良いでしょう。業務委託は「成果物ベース」で評価されるため、正社員のように勤務時間や働く場所が厳密に固定されにくく、ライフスタイルに合わせて仕事を組み立てやすい特徴があります。

また、業務委託では「どの案件を受けるか」「どれくらい稼働するか」を自分で決められるので、自分のペースで仕事の調整が可能です。、固定された働き方よりも裁量の大きいスタイルに価値を感じる人ほど満足度が高くなりやすいです

学習意欲が高い

学習意欲が高い人も、業務委託に向いている特徴のひとつです。業務委託は会社員と違って研修制度やOJTが用意されているわけではなく、スキルの維持・向上を自分でやり続けなければ、競争に負けてしまいます。

また、業務委託は成果や実力がそのまま評価に直結するため、「今あるスキルで食べていく」だけではなく、次の仕事を生むための学びを習慣化できるかが重要です。

たとえば、案件で求められる周辺スキルを広げたり、得意分野を深掘りして専門性を強化したりすることで、ライバルとの差別化が進み、仕事が途切れにくくなります。

逆に、学ぶことを止めてしまうと、対応できる案件が減り、単価交渉もしづらくなってしまうため、学び続ける姿勢がある人ほど業務委託では安定しやすいと言えるでしょう

事務作業にも対応できる

事務作業にも対応できる人は、業務委託に向いているでしょう。

会社員とは異なり、業務委託では契約手続きや確定申告、経理などを自分で行う必要があります。

ミスがないか細かくチェックする必要があり、事務作業が苦手な人にとってはストレスとなるでしょう。

特に確定申告に関しては、収入の入力など手間がかかる作業なので、期日に間に合うように余裕を持って準備することが重要です。

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業務委託契約と相性がいい職種6選

本章では、業務委託に向いている職業について以下6つを紹介します。

・IT開発職(PG・SEなど)

・マーケティング・広告

・ライター・コンテンツ制作者

・翻訳・通訳

・会計・財務

・コンサルティング

本職で活用している資格やスキルを活かしたい方や、フリーランスとして独立を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

IT開発職(PG・SEなど)

ウェブ開発、アプリケーション開発、システム設計などのIT関連の仕事は、プロジェクトベースの業務委託が主流です。

また、特定の技術やツールに精通した専門家が自由に働ける環境が整っています。

比較的報酬が高いことから、副業として働く方も多いです。

マーケティング・広告

企業の売上向上やブランディングに対する支援を提供する業務は、業務委託契約で行われることが多いです。

例として、セールス代理店、デジタルマーケティング、PRコンサルタントなどが挙げられます。

市場の変化や人間の心理に合わせて、柔軟に対応できるプロフェッショナルは需要が高い傾向にあります。

ライター・コンテンツ制作者

コピーライティング、Webデザイン、イラストレーション、動画制作などのクリエイティブな仕事は、業務委託と相性がいいです。

アイデアや感性が大事な職種なので、自分のペースで仕事を進められる業務委託は、能力を発揮しやすいでしょう。

翻訳・通訳

外国語の翻訳や通訳は、プロジェクトごとに依頼があり、独立した立場で仕事を進めることができます。

特にフリーランス翻訳者や通訳者にとって、一般的な働き方です。

語学留学先での学費や生活費を稼ぐために、翻訳や通訳の業務委託を契約する学生もいます。

会計・財務

企業を相手にした会計・財務作業では、税金に関する正しい知識と実務経験が求められます。

また、法律や規制の変更にも常に対応しなければなりません。

業務委託による会計や財務の仕事は、プロジェクトごとに依頼があり、期限や範囲が明確です。

これにより、自分のスケジュールに合わせて仕事を受けることができ、複数のクライアントを同時に対応することも可能です。

コンサルティング

経営コンサルタント、マーケティングコンサルタント、ITコンサルタントなどは、企業に対してアドバイスやサポートを提供しており、このような働き方には業務委託が適しています。

フリーランスコンサルタントの場合、ファームで培った経験や実力を全力で試してみたい方が多く、クライアント側も選びやすいので、双方にとって相性が良い契約形態と言えます。

関連記事:フリーランスのコンサルタントは儲かる?リアルな年収・単価を実例に基づいてご紹介

業務委託の案件を探す際におすすめな方法3つ

本章では、業務委託の案件を探す際におすすめの方法について、以下3つを紹介します。

・SNSを活用する

・知人や職種関係者に紹介してもらう

・クラウドソーシング・エージェントサイトを活用する

案件探しに苦戦している方や、営業に苦手意識がある方はぜひ参考にしてみてください。

SNSを活用する

XやInstagramなどのSNSでは、クライアントが自身のアカウントで募集をかけている場合があり、業務委託案件を獲得できる可能性があります。

また、自分の専門分野や業界に特化したオンラインコミュニティを活用することで、特定の業務委託案件を見つけることができます。

なお、業務委託案件を探す際には、自分のスキルや実績を明確にした自己PRやポートフォリオを準備しましょう。

これにより、クライアントから信頼される人物としてアピールすることができます。

知人や職種関係者に紹介してもらう

人脈を生かした案件情報は、信頼性が高く、安心して働くことができます。

同業者や業界関係者のイベントやセミナーに積極的に参加し、人脈を広げることも重要です。

また、既存のクライアントに対して、こちらから継続案件の依頼をお願いすると、発注してもらえる場合も少なくありません。

積極的に交渉して、信頼性のある案件を獲得していきましょう。

クラウドソーシング・エージェントサイトを活用する

フリーランスや副業を行う方の場合、クラウドソーシングサイトやエージェントサイトの活用が一般的です。

営業する手間がなく、気になる案件にエントリーすれば、案件獲得のチャンスが誰にでもあります。

また、実務経験や士業などを活かしたい方は、高単価案件を扱っているエージェントサイトに登録した方が効率よく稼げます。

加えて、フリーランスのコンサルタントやエンジニアの方などは、エージェントサイトを活用して、案件を獲得する場合が多いです。

Expertyでは、フリーランスのコンサルタント・ITエンジニア・PM/PMO向けに、高単価案件を紹介しています。

案件の半数以上が100万/月以上であり、週1時間〜5日間まで都合に合わせて柔軟に働くことが可能です。

アグレッシブに働きたい方、なるべく手間をかけずに優良案件を獲得したい方は、ぜひご活用下さい。

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関連記事:フリーランスコンサルタント向けマッチングサイト10選!選び方や優良案件の獲得のコツも解説

業務委託の案件探しにおすすめのサイト3つ

本章では、業務委託の案件探しにおすすめしたい、クラウドソーシングサイトやエージェントサイトについて紹介します。

・国内利用者数No.1「CrowdWorks」

・趣味や専門知識を活かすなら「coconala」

・ハイクラス人材向けの案件探しは「Experty」

自分のスキルや得意分野によって、サイトとの相性が異なるので、ぜひ、紹介するサイトの特徴を参考にしてみてください。

国内利用者数No.1「CrowdWorks」

CrowdWorks(クラウドワークス)は、国内最大級のクラウドソーシングサイトとして、多様な業種や職種の案件が掲載されています。

気になる案件があれば、募集要項に沿って応募するだけなので、営業活動がほぼ必要ありません。

データ入力やアンケートなど、隙間時間を活用したい方向けの案件や、Webデザイン、ライティング、翻訳、プログラミング、マーケティングなど、さまざまなスキルを活かせる案件があります。

低単価案件は注意表示が行われ、クライアントの評価や口コミを事前に確認できる点も人気の理由です。

関連記事:クラウドワークスはやめた方がいい?それともやった方がいい?稼げる人の特徴を解説

趣味や専門知識を活かすなら「coconala」

coconala(ココナラ)は、特定のスキルや知識を持つ個人がサービスを売り買いできるプラットフォームです。

デザイン、ライティング、プログラミング、カウンセリング、音楽制作、占いなど、幅広い分野でのサービス提供が可能です。

案件の中には、代表スピーチの作成・SNSのプロフィール用の似顔絵作成、墓参り代行、お散歩代行など、ユニークな案件も掲載されています。

趣味で制作している手芸作品なども販売できるので、お小遣い目的で始められる手軽さも人気の理由となっています。

ハイクラス人材向けの案件探しは「Experty」

コンサルタントやエンジニアなどのハイクラス人材と呼ばれる職種の案件獲得は、Expertyがおすすめです。

Expertyではフリーランスのコンサルタントに向けて、高単価・好条件のコンサルティング案件を提供しています。

コンサル・新規事業開発・M&A・人事・マーケティングなど多様な案件が用意可能で、案件の半数以上が100万/月以上の案件です。

業界初の給与保証や経験豊富な専門家によるサポートも行っているため、独立後の経済的な心配がなく、プロジェクトに注力できます。

登録は簡単ですぐにリアルタイムの案件を確認することができるので、ぜひご活用ください。

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業務委託で働く際の注意点3つ

本章では、業務委託で働く際の注意点について、以下3つを解説します。

・実績のあるクライアントを探す

・契約内容を慎重に確認する

・スケージュール・納品方法を確認する

クラウドソーシングサイトの中には、悪質なクライアントも存在するので、重大なトラブルに巻き込まれないように、解説する内容をぜひ参考にしてみてください。

実績のあるクライアントを探す

クラウドソーシングサイトを利用する場合、募集案件の中には、途中で業務内容を大幅に変更したり、LINEなどの別媒体へ勧誘するクライアントが存在します。

副業初心者であれば、悪質なクライアントの判断がつかないため、気づいたら搾取されていたというケースも珍しくありません。

自分の身を守るために、過去にフリーランサーや業務委託者と取引実績があるクライアントを探しましょう。

実績のあるクライアントは、サポートやフィードバックを行ってくれたり、継続的な案件を提供してくれたりする可能性があります。

自分のスキルや業務への姿勢次第で、良好な関係を築けるので、その第一歩としてクライアント選びは慎重に行いましょう。

契約内容を慎重に確認する

不当な扱いを受けないためには、業務委託契約書の内容の確認が非常に重要です。

業務内容、報酬、納期、権利義務、秘密保持条項などを十分に理解し、不明な点があればクライアントと十分に話し合いましょう。

また、大規模なプロジェクトや特定の業務においては、自己保険や専門家のアドバイスを受けることも選択肢の一つです。

スケージュール・納品方法を確認する

自らの能力を示すために、約束した品質と納期を守ることが重要です。

クライアントの期待に応え、信頼関係を築くためにも、これらの基準を守るよう努めましょう。

また、進捗報告や、重要な決定事項はその都度こまめに共有し、ミスや認識の違いを防ぐ意識が大切です。

業務委託に関するよくある質問

ここでは、業務委託に関するよくある質問に回答します。

・正社員と業務委託はどっちがいい?

・業務委託はひどい?デメリットしかない?

以下で詳しく確認していきましょう。

正社員と業務委託はどっちがいい?

正社員と業務委託はそれぞれメリットとデメリットがあります。

正社員 業務委託

メリット

・労働基準法の適用がある

・事務作業を自分で行う必要がない

・収入が安定している ・専門スキルを活かせる

・働き方の自由度が高い

・年収アップできる可能性

デメリット

・企業の指揮命令に従わなくてはいけない

・働き方の自由度が低い

・生涯年収の上限に制限がある ・事務作業を自分で行う

・労働基準法の適用がない

・収入が不安定

自分が重視するポイントによって、最適な働き方は異なります。

まず、自分が働く上で重視する項目を明確化することが大切です。

業務委託はひどい?デメリットしかない?

業務委託でトラブルにあった人の中には、「業務委託はひどい」「業務委託はデメリットしかない」と感じる人も少なくありません。

しかし、業務委託にはメリットも数多くあります。

例えば、働き方の自由度が高いため、長期で休みを取得したり、混雑する土日・祝日を避けて休暇を取得したりすることも可能です。

まとめ

本記事では、「業務委託はやめた方がいい」と言われる理由や、業務委託のメリット・デメリットについて解説しました。

業務委託は自由な働き方を実現できるため、自分の裁量で働きたい方や、収入アップを目指したい方が働いているケースが多いです。

また、業務委託と相性がいい職種や業務があり、弁護士や税理士などの士業や、コンサルタント、エンジニアなど、難易度が高い業務委託案件も存在します。

高額報酬の場合や、プロジェクト期間が長い場合は、トラブルが起きた際に訴訟問題につながりかねないので、事前に契約内容を確認することが重要です。

クライアントからプロフェッショナルとして認識してもらえるよう、成果物のクオリティだけでなく、日頃の円滑なコミュニケーションも大切にしましょう。

なお、Expertyでは、フリーランスのコンサルタント向けにコンサルティング案件を紹介しています。

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記事監修者の紹介

アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。