経営コンサルタントになるには?向いている人の特徴や将来性を解説

「経営コンサルタントになるには?」
「経営コンサルタントに向いている人とは?」
と疑問をお持ちの方はいませんか。
経営コンサルタントになる方法は新卒と中途で大きく異なります。
経営コンサルタントの適性があるかを見極めて、選考に向けて準備を進めましょう。
今回の記事では、経営コンサルタントになる方法を採用枠別に紹介します。
経営コンサルタントに向いている人の特徴についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
【新卒】経営コンサルタントになるには?

まずは新卒枠で経営コンサルタントを目指す方法を確認していきましょう。
大学で企業経営を学ぶ
経営コンサルタントを目指している場合、大学では企業経営やビジネスについて学ぶことをおすすめします。
例えば、4年制大学であれば経営学部や商学部、総合政策学部、法学部などで、企業経営に関連した講義を受けられるでしょう。
ただし、大学によって学部の名称が異なるため、受けられる講義や研究テーマなどまで確認することが大切です。
また、卒業生にコンサルタントが多い大学では、実践的な学習に取り組めるだけでなく、OB・OG訪問のチャンスを得やすいかもしれません。
一般企業・官公庁・コンサルティングファームに就職する
新卒で経営コンサルタントを目指す場合、卒業後は一般企業・官公庁・コンサルティングファームに就職するルートが一般的です。
経営コンサルタントは人気のあるキャリアであるため、倍率が高い選考を通過しなくてはいけません。
コンサルティングファームでは、フェルミ推定やケース面接など、コンサルティング業界独自の選考が設けられていることがあるため、事前の対策が重要です。
ケース面接については以下の記事を参考にしてください。
関連記事:コンサルのケース面接とは?解答例や例題、注意点なども解説
【中途】経営コンサルタントになるには?

それでは、中途の場合はどのように経営コンサルタントを目指せばいいのでしょうか?
一般企業で金融や人事などの業務経験を積む
中途採用の場合、一般企業で専門性を身につけてから、経営コンサルタントに転職するキャリアが考えられるでしょう。
例えば、一般企業の財務担当や人事担当、IT職などとしてキャリアを積み、専門性を身につけます。
このような専門性は、経営コンサルタントとしてクライアントに助言する際に役立ちます。
ただ、経営コンサルタントを目指すためには、コンサルタントに求められるスキルも高めなくてはいけません。
コンサルタントに必要なスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:コンサルタントはどんな人が向いている?優秀なコンサルタントの特徴と必要なスキル
資格を取得する
経営コンサルタントになるために、特別な資格を取得する必要はありません。
しかし、資格を取得することで専門性を高められるだけでなく、転職の際もアピールポイントになります。
転職に向けてスキルアップを図りたい方は、以下の資格取得を検討してみてください。
経営コンサルタントに役立つ資格
経営コンサルタントに役立つ資格を以下の表にまとめました。
資格名 | 概要 |
中小企業診断士 | 中小企業の経営課題解決のために診断や助言を行うための国家資格。 |
MBA(Master of Business Administration) | 経営学修士号。 大学院やビジネススクールで修了する。 ※資格ではありません。 |
社会保険労務士 | 労働保険や社会保険、人事労務管理などに関するサポートを行うための国家資格。 |
公認会計士 | 会計や監査の専門家として企業にアドバイスするための国家資格。 |
税理士 | 税の専門家として納税者をサポートするための国家資格。 |
経営士 | 一般社団法人日本経営士会が認定している経営コンサルタント向けの資格。 |
転職エージェントに登録する
効率的に転職活動を進めたい方は、転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントでは、経歴や希望条件にあった求人情報を効率的に探せるだけでなく、非公開求人を紹介してもらえることもあります。
さらに、転職活動における注意点等をアドバイスしてもらったり、面接練習をしてもらったりすることも可能です。
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経営コンサルタントに向いている人の特徴

それでは、どのような人が経営コンサルタントに向いているのでしょうか?
以下で経営コンサルタントに向いている人の特徴を紹介します。
ロジカルシンキングができる
ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、筋道を立てながら物事を捉え、矛盾のない結論を導き出す思考法のことを言います。
経営コンサルタントの役割は、クライアント企業が抱えている複雑な課題を論理的に捉え、最適な解決策を考案することです。
そのため、ロジカルシンキングが得意な方は、経営コンサルタントをはじめとするコンサルタント職に向いているでしょう。
好奇心がある
自分の知らない事柄に対して興味や関心を持てる方は、経営コンサルタントの適性があるかもしれません。
経営コンサルタントは継続的な学習が求められる職種です。
例えば、馴染みのない業界のクライアントを担当する場合、業界特有の知識をはじめ、競合他社、最新情報などの知識をインプットする必要があります。
このような情報収集の作業を義務と捉えてしまうと、ストレスを感じてしまうでしょう。
ポジティブ思考を持っている
物事を前向きに捉えられる方は、経営コンサルタントに向いています。
経営コンサルタントは複雑な課題に向き合わなくてはいけません。
困難な状況でも解決策を導き出そうとする姿勢がないと、質の高いアウトプットを出せないでしょう。
さらに、経営コンサルタントはクライアント企業の経営に大きな影響を及ぼす立場にいます。
そのため、「自分のアイデアが経営を悪化させたらどうしよう」といったネガティブ思考だと、プレッシャーに打ち勝つことは難しいです。
高水準の年収を目指したい
高収入を目指したい方には、コンサルティング業界で働くことをおすすめします。
コンサルティング業界は収入の水準が高く、若手のうちから年収1,000万円を達成している方も少なくありません。
ちなみに経営コンサルタントの平均年収は「約780万円」です。
スキルを身につけてマネージャーに昇進することで、さらに高収入を目指せます。
もしくは経営コンサルタントとして経験を積んだ後、フリーランスとして独立し、高単価案件を獲得することで年収アップを実現できます。
コミュニケーション能力が高い
経営コンサルタントに向いている人の特徴は、コミュニケーション能力の高さが挙げられるでしょう。
経営コンサルタントはクライアントをはじめ、プロジェクトメンバーなど、常にさまざまな人とやり取りします。
必要な情報をわかりやすく説明したり、相手の意図を汲み取ったりする力は、効率的にプロジェクトを推進する上で欠かせないスキルでしょう。
経営コンサルタントに関するQ&A

ここでは、経営コンサルタントに関するQ&Aを紹介します。
経営コンサルタントを目指すためのおすすめ大学ランキングとは?
大手コンサルティングファームのアクセンチュア、および野村総合研究所の採用大学をランキング形式で確認していきましょう。
【アクセンチュア】順位 | 大学名 |
1位 | 慶應義塾大学 |
2位 | 早稲田大学 |
3位 | 東京大学 |
4位 | 大阪大学 |
5位 | 東京理科大学 |
【野村総合研究所】
順位 | 大学名 |
1位 | 早稲田大学 |
2位 | 慶應義塾大学 |
3位 | 東京大学 |
4位 | 東京工業大学 |
5位 | 大阪大学 |
コンサルティング業界は人気のある業界で、競争率が高く、優秀な大学から多くの志願者が集まります。
参照:ダイヤモンド社アクセンチュアと野村総研、コンサル2社の「採用大学」ランキング2022【全10位・完全版】
経営コンサルタントは怪しい?
インターネットなどでは、経営コンサルタントは怪しいと言われることがあります。
怪しいと言われる理由として、成果が可視化しづらいことや、資格がなくても経営コンサルタントと名乗れることが関係しているでしょう。
特に個人で活動している経営コンサルタントは怪しいと言われることが多いです。
これまでの実績をWebサイトに掲載したり、資格を取得したりするなどして、クライアントからの信頼獲得を目指しましょう。
経営コンサルタントに将来性はある?
経営コンサルタントは将来性がある職種のひとつです。
グローバル化やDX化、働き方改革などの重要性が高まる現在、企業の抱える経営課題は複雑化しています。
そのような状況下で、経営の専門家である経営コンサルタントを活用しようとする企業は増加しています。
よりニーズの高い経営コンサルタントを目指したい方は、ITや語学力などの専門性を高めることで市場価値を高められるでしょう。
経営コンサルタントならExpertyがおすすめ

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まとめ
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今回の記事では、経営コンサルタントを目指している方々に向けて、経営コンサルタントになる方法や向いている人の特徴などを解説しました。
経営コンサルタントを目指すためには、スキルアップに励むほか、転職エージェント等を活用して効率的に求人情報を探すことが大切です。
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記事監修者の紹介
アメリカの大学を卒業後、株式会社NTTデータに入社。
コンサルティングファームへ転職しデロイトトーマツコンサルティング・楽天での事業開発を経て、取締役COOとして飲食店関連の会社を立ち上げ。
その後、コロニー株式会社を創業。