Interview RECRUITMENT SITE OF QOLONY
コンサルティング事業本部 Design&Operationグループ
シニアコンサルタント
FUKAZAWA MANAMI
深澤茉奈美
コンサルタントとして、ある大手SIer様を対象とした新規ITサービスの事業開発を担当しています。普段の業務は、コンセプト策定、ロードマップ制作、打ち合わせにおけるハンドリングから細かな資料作成までさまざま。フレームワークを使ってビジネスモデルを考えたり、課題を抽出したりと、プロジェクトを円滑に進められるような取り組みを行っています。
本プロジェクトのゴールは、SRE(Site Reliability Engineering)をサービス化すること。SREとは、ソフトウェアツールを活用して、システムの管理や監視といったITインフラタスクを自動化し、システムの信頼性を高める手法。Googleが提唱した概念なのですが、これを実際に形にすることを目的としています。
前職は広告代理店で働いていました。ビジネスプロデューサーとして、主にCMの制作やイベントプロデュースといった企画やクリエイティブ領域を担当していたのですが、より本質的な課題解決に携わりたいと思ったのが転職のきっかけ。広告のようなクリエイティブな提案も方法の1つなのですが、より深く、より多くの人の心を動かしたいと思った時に、ロジカルに物事を捉える力が必要だと思ったんです。
お客様の課題解決に向けて動く点はどちらも共通していますが、ゴールに至るまでのアプローチは大きく違う。クリエイティビティとロジカルシンキングを活用した課題解決を提案できる人材になることを目指しています。
いろんな点でギャップを感じます。例えばプレゼン資料の作り方。広告代理店では、情緒的な言葉やキャッチーなデザインを活用し、受け手の感情に訴えるような資料作りをしていました。一方でコンサルタントの資料は、ロジカルに話を進め、抜け漏れがない資料にする必要がある。「なぜそうなるのか」「そうするべきなのか」を、事細かに突き詰めて資料に反映する点が、大きく違うと思います。
そういったギャップを感じつつも、メンバーの資料を参考にしたり、至らない点を先輩に指摘してもらったり、書籍から学んだりしていくうちに、だんだんとコンサルタントとしての資料作りができるようになっていきました。
もちろん、活かされています。真逆な部分がありながらも、私はデザインをやっていたので、それが強みにもなっているんです。資料の見せ方をデザイナーの視点から工夫することで、お客様に「すごく綺麗な資料ですね」と褒めていただいたことがあります。それがきっかけとなり、「社内会議用の資料を一緒に作ってほしい」と頼まれることもありました。
また前職では、自分が旗振り役となってプロジェクトを推進してきたので、ディレクション経験がプロジェクト全体のハンドリングに活きているとも感じます。これまで身につけたスキルや経験が、私だから生み出せる付加価値になっているのではないでしょうか。
右脳と左脳の両方を使って価値を生む、両利きのコンサルタントになることが目標です。右脳はイメージ力や創造性といった感性を司り、左脳は計算や分析といった論理的思考を司ると言われていますが、私はどちらかに偏るのではなく、どちらも上手く使える人材になりたい。
企業の困りごとを本質的に解決するには、クリエイティビティだけでも、論理的思考だけでも足りないと思っています。広告代理店では発想力や想像力を鍛えられましたし、現在はロジカルな考え方や構造化の手法、また抽象的なものを具体的なものにする論理的思考力が鍛えられています。まだまだ道半ばですが、両方の能力とスキルを掛け合わせて、お客様の課題解決に貢献していくことができたら、とても嬉しく思います。
仕事選びは、人生で重要な事柄の1つ。だから転職も「本当に転職するべきか」「転職先はこの会社で良いのか」と、すごく悩むと思うんです。私もたくさん悩みました。しかし、少しでもコンサルタントに興味があれば、たとえ未経験で不安があっても、可能性を信じてアクションを起こしてみることが重要だと思います。今はまだモヤモヤとする部分があっても、取り組んでいくうちにたくさんの気づきやいろんな出会いが生まれ、自分が何をすべきか、何をしたいのかが、少しずつ明確になっていくはず。もしご縁があり、一緒にお仕事ができる機会があれば、私もとても嬉しく思います。その時は、ともに頑張っていきましょう!